ペローリア

不老不死がなくなったわけ

ある日のこと、創造の女神(注1)は皆の者に集まりに出るように言いました。「その場で皆さんにどうやったら不老不死になれるか説明しましょう。」ウェンダリアの人々は良い機会をもらったことにとても喜びました。なぜなら何度か「死」が近くの森に隠れている…

ナイサロールの誕生に関する注解

以下はDorastor: Land of Doomに載っていた「太陽停止」と時間についての記事の抄訳です。訳の誤りの責任はzebにあります。ナイサロールの誕生に関する注解ナイサロールなる神の創造によって、太陽が黄道上で止まり、驚異のあまり誰もが仰ぎ見たといわれる。…

神々のみっつ目のあやまち

神々のみっつ目のあやまち:季節というものがない時代、人々には悩みごとがありませんでした。そしてある時男たちが目覚めたのです。これからお話しするのはどのように目覚めが起こったかです:踊りがありました。いつものように、作物の収穫を祝う踊りでし…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち4:連隊の神々

以下はShreds of Light and Reason 66-68ページのGreg Staffordのルナーの軍神に関する記事の抄訳です。(以前のArmy of Lunar EmpireのWeb記事の再掲だと思われます。)翻訳の間違いの責任はzebにあります。ルナー帝国の軍神たち第一に覚えておくべき原則は…

赤の月の重要な地形

下記の記事はTales of the Reaching Moon #16に掲載されたGreg Staffordの赤の月の地形の記事The Body of Rufelzaの抜粋です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。ここに挙げているのは、赤の月の表面にある魔力の中心や、主な地形のもっとも良く知られる名称…

ドラゴンの宗教の大要2

・インゴルフを理解するインゴルフは「長き山岳のドラゴン」の流派の一員であった。この流派はオブデュランの伝統を受け継ぐ真の神秘主義的な結社だった。メンバーは瞑想にふけり、理論上はドラゴンの特徴を得ることができるが、瞑想と儀式的な脱皮の上での…

ドラゴンの宗教の大要1

以下はEWFの宗教に対するグレッグの説明です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。・竜の神秘主義「舞踏と狩猟団」は一連の儀式と活動を持ち込んだ。「大いなるドラゴン」の秘密と洞察力(またの名を「知りえざる秘密」)に定命の存在が緩慢ながら達するこ…

グバージ戦争の年表

下記はHistory of Heortling Peoplesの36ページから37ページの記事の抄訳です。訳の誤りの責任はzebにあります。410年ごろ:(セシュネラ軍を率いる)アーカットがタニソールの吸血王、「鉄の吸血鬼」グラカマガカンを倒す。417年:アーカットが「セシュネラ軍…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち3:軍組織

「連隊Regiment」はここで挙げる部隊として活動を行う基本単位としての概論上の用語である。(典型的な連隊は500人から1000人である。しかし、魔術の分遣隊等ではわずか50人のこともありうる)実のところ、このような部隊にはファランクス(ダラ・ハッパ式、…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち2:軍制

以下はImperial Lunar Book 1のImperial Armyの記述(12ページ)の抄訳です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。サイロール・ネギアル、軍隊についていわく:「征服は結構なことだ−兵隊どもを遠くに追いやってくれるから!」強大なる帝国軍はグローランサの…

エンテコシアドの時系列

以下は2008年10月、WorldofGloranthaメーリングリストでグレッグがEntekosiadの「時系列」について教えてくれたことのzebの抄訳です。訳の間違いの責任は全てzebにあります。君が理解しなくてはならないことは、全てのこれらの神話は理解を超えたものに対し…

神々のふたつめのあやまち:戦争の発明

神々のふたつめのあやまち:戦争の発明ある日のこと、ナイフで遊んでいる男たちがいました。彼らはなにか女たちを助けることをしたいと思っていましたが、作物の取り入れにナイフを使うことはできませんでした(訳注1)。この時代、大きいときには部屋とか塔く…

神々のふたつめのあやまち:冬と食べ物の競い合い

神々のふたつめのあやまち:冬と食べ物の競い合いかつて、ベレンデンボスという美しい神殿がありました。この神殿で最初の子どもが生まれたのです。また、「二重かがり縫い」が発明されたところでもありました。草花はひとりでに育ち、狩りの獲物はあり余る…

ローマ的ルナー帝国4

きわめて久しぶりの更新です。http://www2u.biglobe.ne.jp/~BLUEMAGI/What's_LE_and_RE.htmlここの記事を拙い英語に訳しました。

オロジェリアとケンストラータ2

ケンストラータは春の花咲く季節に雌ギツネを探しましたが、姿を見失いました。彼は追跡を続けましたが、次の春まで見つけることができませんでした。次の夏までは追い続けられました。彼はその季節の間雌ギツネに迫り、季節を過ぎた頃に驚異的なことがわか…

オロジェリアとケンストラータ1

下記はルナー帝国のアリール地方(17C現代のドブリアン君主領)につたわる神話です。ペランダの神話に共通する神々が登場しますが、この地方の特色も色濃く残っています。主人公のひとりのオロジェリアは、月の女神の化身の一つとルナー帝国に主張されていま…

ドラゴンキル Dragonkill!

ドラゴンキル第二期末期、ワームの友邦帝国は迷走と内乱を続け、いつしか、ドラゴンズ・アイの超王は人間たちに教えた秘密が正しく使われていないと判断しました。1042年、突如としてユーフの地の人間たちのうち、竜の心を持つ有力者は全員暗殺され(注1)、ま…

天蓋の国の哀歌Lament of Domeland

下記は完全にzebの創作です。下記のような出来事があったかどうかは、完全にYGMVの領域です。ドマナンドの公式の設定ではありませんので、ご注意ください。天蓋の国の哀歌ドマナンド(注1)の中央広場にて、1095年、サルカントゥス・カルトの将校語る。真性黄…

恐怖の夜Night of Horrorとエシルリスト卿

恐怖の夜とエシルリスト卿1506年、大幅な人口の減少が起きました。おそらくドラゴンキルに匹敵する50万人から100万人規模の損失でした。カイトールにおけるシェン・セレリスの失墜、オラーヤにおける「崇めるべき大女祭」の、ホーン・イールとの技比べでの敗…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち1

下記はHeroQuest Voices:Dara Happaで挙げられている帝国の軍神です。・「破壊者」シャーガーシュ・「征服者」ウルヴァイリヌス・「戦士」エルメクスドロス・「英雄」イェルムガーサ・「歩兵」ヴァンカマント・「騎手」カストックゥス・「猟師」エライブダフ…

前期帝国と後期帝国

サトラップSatrapあるいはスルタンSultanの地位がルナー帝国内でどのように変遷してきたかについては資料が不足しています。ただ言えることは古代ダラ・ハッパでは属州Provinceを治める者をおそらく(英語翻訳で)Overseerと呼んでいたということで、現在の…

神々のひとつ目のあやまち

神々のひとつ目のあやまち男の神々は怒っていました。祖母女神(訳注1)が自分たちを創ったとき、劣ったものとしたからです。「不満の騒音」、「雷鳴」が集会の場までやってきて、言うことには、「大いなる母(訳注2)が俺たちを作ったとき、子供を産むこと…

神代2

・さらに後代の発展千二百年昔、プレントニウスはアナクシアル王朝の歴史を明らかにした。そして先立つ十万年のイェルムとムルハルツァームの治世をも描写したのである。数世紀もの間、ダラ・ハッパの数多くのカルトのさまざまな啓示は、早期のアナクシアル…

神代1

神代下記の文章はEntekosiad p.76からの抜粋です。非常に難解ですが、Entekosiadのヒミツはかなりこの中に凝縮されているはず。([]内はZebの意訳です。間違っていたらご教示ください)・赤の女神の啓示[現人神]ルフェルザは神界の旅から戻ったとき、壮大な…

ルナーの祝日4

帝室儀式(年末)・Under the Red Moon掲載の記事とほぼ同一の記事がIssariesサイトにあります。赤の皇帝は聖祝期の最初の週(訳注1)、帝国と宇宙を護持する儀式を行います。この儀式は危険です。ルナーは生と同じくらい死にも敬意を払っているからであり、…

神々の三つのあやまち:イントロダクション

神々(Gods)の三つのあやまち神々の三つのあやまちの物語は、Entekosiadに載っています。このペランダの神話は平和で人々が汚れを知らなかった緑の時代が終わり、戦争や死がはじまったのは、神々の過誤のせいだとしています。(または協調と愛に富んだ女神(Go…

曙の時代のヒョルト人諸部族

皆さん(まりおん殿・Epiktさん・鮎方さん)、地図づいているので、私も作ってみました。曙の時代のヒョルト人諸部族です。地形とかは第三期のままですが、ご勘弁を。メモ・ベレネス部族Berenethetelli:悲運のハルマスト一族の出た部族です。ご覧のとおり縄…

暴走 Stampede

下記はグローランサ17世紀現代には重要でない出来事ですが、トリビアとしてご紹介。(あとStampedeという単語が気に入っているため)この話はDragon Pass:Land of Thunder Gazetteer p.30とHistory of the Heortling Peoplesのp.13-14に出てきます。曙の時…

ルナーの祝日3

・悲しみの日(新年三日目)この日の最初の物語で、寡婦の悲しみを目にします。地下世界のカルトがしもべや住人たちを伴って現れるのです。恐ろしいですが、(願わくば、ですが)無害ではあります。ティーロ・ゲーラが彼らに交わって登場し、持っているもの…

ルナーの祝日2

聖祝期聖祝期はグローランサで共通して特別な期間です。異界の間の障壁が弱まり、世界を維持し、または再生する儀式がこの期間に行われます。ルナーでは、教導師(ヒエラルク)たちや、その他の官職にある人たちが潔斎に入り、公的な儀式のための準備を行い…