帝国の時代

啓発の歴史

要約すると:ダラ・ハッパの歴史をとおして啓発はいろいろと誹謗され、魔女狩りにかけられ、元の形がどのようなものか、信者がどのようなものなのかわからない状態になっていました。(ルナーの到来までは)曙の時代:ナイサロールが啓発を教えていたが、そ…

トラートの赤き剣

トラートの赤き剣(Red Sword of Tolat)はStafford Library:Revealed MythologiesやMiddle Sea Empireに描かれている宝物です。おそらくグローランサの異文化間の衝突を描いている記事の中で一番複雑な話です。Guide to Gloranthaでもこの喪われた宝物につい…

動物園

洗練の精華と呼ぶか、傲慢と堕落の産物と呼ぶかは別として、グローランサには帝国に運営される動物園が存在していました。第二期には神知者の帝国やユーフに運営される動物園が存在していました。 ツギハギ動物園(Stitched Zoo):マニリア、ドラゴンパス、…

女神のすげ替えGoddess Switch

女神のすげ替え神知者の悪名高い実験のひとつとして有名ですが、ここで交換されたスロントスの女神イニカ(Inica)とウェネリアの女神エインコルン(Einkorn)について(ソースが大部分MRGのGlorantha the Second Ageなのでグレッグ設定とは異なるかも):1)イニ…

ドワーフ族の機械戦争

以下はWeb上の公式サイトの記事Why I Dislike Mostali?の一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。機械戦争最大のドワーフの自らの秘密を守ろうとする活動の例は第二期の終わりの、今日聖王国の「左腕」として知られる地域で行なわれた。この諸島…

三大魔道師

三大魔道師神知者帝国(海と陸の帝国Empire of Land and Sea)には強大な魔道使いが数多くいましたが、グレッグ・スタフォードのKings of Seshnela(およびMiddle Sea Empire)に出てくる三人の魔道師は最強と呼んでいい魔力を持っていたようです。下記の三…

鉄の戦争3

アラティア渡しの合戦アラティア渡しAlatier Crossは比較的大人数の者がジストル島に渡ることのできる唯一の場所である。アラティア渡しは潮の流れる平地で、潮が引いたときには数マイル続く歩行可能な開けた地面となる。何箇所かはすべりやすく、貝類が棲ん…

鉄の戦争2

ヘンドレイキ族の王、アンドロルフィン王「古の伝統主義者」の王、アンドロルフィンは精神的に「新たなる同盟」の計画に賛同していたが、政治的には直接関わることはできなかった。アンドロルフィンは最初のうちジストル教団と戦おうとする「輪」の懇願の全…

「メルデックの禍」レンヴァルドの辞世の歌

以下はHoHP58ページの詩句の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。我こそは勇士たちと熱狂のもとに強者であったもの我こそは血を見ることなしに戦団を渡ることなかったもの我こそは「オーランスの憤怒」と呼ばれたもの我こそは争いと叫びを敵にもたら…

鉄の戦争1

続いて守り手でなく、攻め手の集団の記述に移ります。King of Sartar(邦訳「グローランサ年代記」)にもこの戦争について記述があり、「オーランスと機械の神」の題名で抜粋がまりおん殿の記事にあります。より客観的な記述はHistory of the Heortling Peop…

刀鳴の都

地誌機械都市(後の名を機械廃墟)の記述はStafford LibraryではMiddle Sea Empire、History of Heortling Peoples(以下HoHPと略します)、Esroliaに分散してありますが、細かい描写やガゼッタはありません。Mongooseの「The Clanking City」には詳しい都の設…

ジストル教団2

コスターン島と周辺地域は「万物界Everything World」(訳注3)の万物が不均等に混ざり合っていて、起源において極めて魔道的であった。また島は結合主義者たちが言うにはグローランサを覆う広大なエネルギーの格子(グリッド)の上に位置していたのである。最…

ジストル教団1

以下はMiddle Sea Empire 46ページから47ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ジストル教運動ジストル教運動は物質界から生み出された、神知者の創造を行おうとする動きの現れのひとつであった。神知者たちは世界の物質的な顕現に非常…

鉄の戦争Iron War

「鉄の戦争」は第二期の907年から917年に行なわれたケタエラ南部、忘神群島God Forgotのある都市の十年にわたる包囲戦です。都市は当時、神知者帝国を受け入れた無神論者の住民によって危険な魔術の実験が行なわれていました。都の名前はロクシルLocsil、ま…

調停地Adjusted Land

「調停地Adjusted Land」と言う呼び名はあくまでヒョルト人側の呼称で、エスロリア人からは「失われた地Lost Land」と呼ばれます。第二期末、1042年のEWFの大変動に乗じてエスロリア南部のリゴス市とアモネル市が男性の族長たちに抑えられ、族長たちがヘンド…

火の山Fireberg

タニアンの戦いの話は、後日談があり、神知者たちがこの時行使された魔術の影響をコントロールできなかった状況を示すものです。以下はMen of the Sea 57ページの記事の抄訳です。718年、神知者たちはこれまで物語の中でのみ存在し、生きた神話には存在しな…

タニアンの勝利

以下は神知者帝国(中部海洋帝国)の勃興時の出来事の記事の集成です。(またその後の神知者たちの知識と近視眼をも良く表している出来事としてよく取り上げられます。)第一期、グローランサの海洋交通はごく一部を除いて巨大な竜船(ドラゴンシップ)を操…

異界探索の進展

以下はMiddle Sea Empireの42ページから44ページの神知者の異界への探索の進展と失墜についての記録の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。神知者の知識と近視眼をよく語っている記事です。異界探索の進展776年以降 最初期:直接の[神界への]侵攻と全…

サノールの都Thanor

水没したスロントス大公国の首都はサノールThanorといいます。グレッグの設定でも、MRQでもこの都市がマニリアにおける神知者帝国の中心部だったようです。(ヘンドレイキの国への旅に出てきた二人組のスパイはスロントスの大公に報告していました。)この都…

サーヴァル王と蛇の守護神

下記の記事はWeb上の記事、Kings of Seshnela「セシュネラ王統譜」の抄訳です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。(後にグローランサ人の記録として少々アレンジされた記事がStafford LibraryのMiddle Sea Empireに再掲されました。(訳注1))サーヴァル王…

神知者の探索の進展

776年以降 最初期:直接の[神界への]侵攻と全滅780年 力ある場所の発見800年ごろ 僻地の[異教の]聖地への侵犯800年 抜け穴の発見:忘れられた場所806年ごろ 精霊界の探索810年ごろ 自分たち[マルキオン教]の異界の探索845年 強大な[異教の]異界への侵攻849年 …

マルキオネラン派Malkioneranism

下記はMiddle Sea Empire42ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。マルキオネラン派はその信奉者に「新たなる五つの道Five New Ways」が明らかにした知識を見出すよう奨励した。方法としては「ありえざる風景Impossible Landscape」が描…

神知者(Middle Sea Empire)

以下はMiddle Sea Empire 35ページの記事の抄訳です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。話は「新たなる教団」と呼ばれる魔道教団がもてなしのためにある生き物を招きいれたことから始まる。彼らは火で損傷した魔術書を(当時美しかった)ソーダルの国にあ…

ヘンドレイキの地への旅2

セン・センレネンSen Senrenenヘンドレイキ人の古来の故郷がセン・センレネンです。この地から「自由人」ヘンドリックが出ました。この地は起伏の激しい岩山や峡谷の国であります。住んでいるのは大部分牧人や、彼らの家畜である牛や羊です。セン・センレネ…

ヘンドレイキの地への旅1

ヘンドレイキの地への旅下記はHistory of the Heortling Peoplesの62ページから65ページに載っている記事の翻訳です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。下記の記事は、925年ごろ第二期の神知者(スロントス大公国)のスパイがヘンドレイキの国を訪れたと…

ドラゴンの宗教の大要2

・インゴルフを理解するインゴルフは「長き山岳のドラゴン」の流派の一員であった。この流派はオブデュランの伝統を受け継ぐ真の神秘主義的な結社だった。メンバーは瞑想にふけり、理論上はドラゴンの特徴を得ることができるが、瞑想と儀式的な脱皮の上での…

ドラゴンの宗教の大要1

以下はEWFの宗教に対するグレッグの説明です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。・竜の神秘主義「舞踏と狩猟団」は一連の儀式と活動を持ち込んだ。「大いなるドラゴン」の秘密と洞察力(またの名を「知りえざる秘密」)に定命の存在が緩慢ながら達するこ…

Shreds of Light and Reason

Shreds of Light and Reason入手しました。Continuum 2008のかなり限定された印刷本です。ざっと流し読み。内容はダラ・ハッパのソースブックです。一部(アルコスの記事)絶版のEnclosure誌1号の記事ですが、今回初見せのグレッグの記事も多いみたいです。…

ドラゴンキル Dragonkill!

ドラゴンキル第二期末期、ワームの友邦帝国は迷走と内乱を続け、いつしか、ドラゴンズ・アイの超王は人間たちに教えた秘密が正しく使われていないと判断しました。1042年、突如としてユーフの地の人間たちのうち、竜の心を持つ有力者は全員暗殺され(注1)、ま…

Lawrenceの回答

以下はZebの質問に対するDara Happa Stirsの著者、Lawrence Whitakerの返答です。(質問)「鋤線plowline」は「死線deathline」と同じものでしょうか?(回答)いいえ、「死線」はドラゴンキルの後、別にしつらえられたものです。「死線」はもっとドラゴンズ・ア…