ルナー

ルナー帝国の代表たち

Champions of the Reaching Moonの紹介記事はそういえば読んだことがありません。(Mark Galeotti教授の記事が難解なのも原因かもしれませんが・・・慣れてみると面白い。)内容としては最初の半分はMasters of Luck and Deathと同じヒーローバンドや団体の…

オデイラ信仰について

オデイラ信仰の面として熊神としての信仰と、狩猟神としての信仰があります。Storm Tribe143ページにあるとおり、シリーラではオーランスよりもオデイラの方を重要な神と見なす伝統があります。(大いなる熊としての信仰についてはDragon Pass Gazzetterの30…

狂えるスルタン

狂えるスルタン狂えるスルタンMad Sultanと呼ばれる人物は17世紀現在もドラストール中部の「腐敗の地Rotground」に住んでいる半神です。以下はこの狂人の由来と、周囲の正気な世界の住民の関わりについての略歴です。太陽暦1232年(第0ウェイン12年)、クエ…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち4:連隊の神々

以下はShreds of Light and Reason 66-68ページのGreg Staffordのルナーの軍神に関する記事の抄訳です。(以前のArmy of Lunar EmpireのWeb記事の再掲だと思われます。)翻訳の間違いの責任はzebにあります。ルナー帝国の軍神たち第一に覚えておくべき原則は…

赤の月の重要な地形

下記の記事はTales of the Reaching Moon #16に掲載されたGreg Staffordの赤の月の地形の記事The Body of Rufelzaの抜粋です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。ここに挙げているのは、赤の月の表面にある魔力の中心や、主な地形のもっとも良く知られる名称…

都市と煽動家

「その都市を見てみよ。そして我々のところにあんなものが欲しいかどうか考えてみるがいい」(コリマー王オルトッシの言葉)Epiktさんの疑問を考えてみるに、ルナーのカルトは大部分都市に集中しています。帝国人口の14パーセントがNovitiate以上のルナー・…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち3:軍組織

「連隊Regiment」はここで挙げる部隊として活動を行う基本単位としての概論上の用語である。(典型的な連隊は500人から1000人である。しかし、魔術の分遣隊等ではわずか50人のこともありうる)実のところ、このような部隊にはファランクス(ダラ・ハッパ式、…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち2:軍制

以下はImperial Lunar Book 1のImperial Armyの記述(12ページ)の抄訳です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。サイロール・ネギアル、軍隊についていわく:「征服は結構なことだ−兵隊どもを遠くに追いやってくれるから!」強大なる帝国軍はグローランサの…

エンテコシアドの時系列

以下は2008年10月、WorldofGloranthaメーリングリストでグレッグがEntekosiadの「時系列」について教えてくれたことのzebの抄訳です。訳の間違いの責任は全てzebにあります。君が理解しなくてはならないことは、全てのこれらの神話は理解を超えたものに対し…

シェン・セレリス2

375年:(3/19)シェン・セレリス、ダラ・ハッパに侵攻(訳注・詳しくはFortunate Successionを参照すること)ダラ・ハッパは遊牧民により、15年間劫掠された。あらゆる時間は、クラロレラ人に対して利用できる、力を備えた工芸品や、軍勢となる人数や、神々…

シェン・セレリス1

下記はGlorantha Convention Compendium 4に掲載されたグレッグの草稿の抄訳です。翻訳の間違いの責任はZebにあります。年代表(訳注・111,000YS=DAWN OF TIME(0 Solara Temporis))111,950年:《海の大閉鎖》 全ての現代世界史は「海洋」の閉鎖より始まる…

ローマ的ルナー帝国4

きわめて久しぶりの更新です。http://www2u.biglobe.ne.jp/~BLUEMAGI/What's_LE_and_RE.htmlここの記事を拙い英語に訳しました。

恐怖の夜Night of Horrorとエシルリスト卿

恐怖の夜とエシルリスト卿1506年、大幅な人口の減少が起きました。おそらくドラゴンキルに匹敵する50万人から100万人規模の損失でした。カイトールにおけるシェン・セレリスの失墜、オラーヤにおける「崇めるべき大女祭」の、ホーン・イールとの技比べでの敗…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち1

下記はHeroQuest Voices:Dara Happaで挙げられている帝国の軍神です。・「破壊者」シャーガーシュ・「征服者」ウルヴァイリヌス・「戦士」エルメクスドロス・「英雄」イェルムガーサ・「歩兵」ヴァンカマント・「騎手」カストックゥス・「猟師」エライブダフ…

ローマ的ルナー帝国3

ローマ的ルナー帝国3矛盾を内包していること、理想と現実の乖離はどんな社会でも見られることでしょうか。またルナーは矛盾を内包することでかえって完全となるという考えなので、特に矛盾を隠そうともないということもあると思います。同じ点・パンとサーカ…

前期帝国と後期帝国

サトラップSatrapあるいはスルタンSultanの地位がルナー帝国内でどのように変遷してきたかについては資料が不足しています。ただ言えることは古代ダラ・ハッパでは属州Provinceを治める者をおそらく(英語翻訳で)Overseerと呼んでいたということで、現在の…

ローマ的ルナー帝国2

ローマ的ルナー帝国2性懲りもなく続けてみます。同じ点・ヴュクシルム(連隊の軍旗)ローマ帝国で用いられていた四角形の軍旗のことをvexillumと呼びます。それぞれの連隊が独自の軍旗を持っています。ルナー帝国では連隊の守護霊(ラーレスLaresと呼びます…

ローマ的ルナー帝国1

ローマ的ルナー帝国「ルナー帝国はローマ帝国に似ている」→「いや、むしろ東ローマ(ビザンティン)帝国かな」→「ローマじゃない、ササン朝ペルシャだよ」と東へ東へと変遷してきましたが、漠然としたイメージからそう言っているのやら、宗教・文化・軍事、…

神代2

・さらに後代の発展千二百年昔、プレントニウスはアナクシアル王朝の歴史を明らかにした。そして先立つ十万年のイェルムとムルハルツァームの治世をも描写したのである。数世紀もの間、ダラ・ハッパの数多くのカルトのさまざまな啓示は、早期のアナクシアル…

神代1

神代下記の文章はEntekosiad p.76からの抜粋です。非常に難解ですが、Entekosiadのヒミツはかなりこの中に凝縮されているはず。([]内はZebの意訳です。間違っていたらご教示ください)・赤の女神の啓示[現人神]ルフェルザは神界の旅から戻ったとき、壮大な…

ルナーの祝日4

帝室儀式(年末)・Under the Red Moon掲載の記事とほぼ同一の記事がIssariesサイトにあります。赤の皇帝は聖祝期の最初の週(訳注1)、帝国と宇宙を護持する儀式を行います。この儀式は危険です。ルナーは生と同じくらい死にも敬意を払っているからであり、…

ルナーの祝日3

・悲しみの日(新年三日目)この日の最初の物語で、寡婦の悲しみを目にします。地下世界のカルトがしもべや住人たちを伴って現れるのです。恐ろしいですが、(願わくば、ですが)無害ではあります。ティーロ・ゲーラが彼らに交わって登場し、持っているもの…

ルナーの祝日2

聖祝期聖祝期はグローランサで共通して特別な期間です。異界の間の障壁が弱まり、世界を維持し、または再生する儀式がこの期間に行われます。ルナーでは、教導師(ヒエラルク)たちや、その他の官職にある人たちが潔斎に入り、公的な儀式のための準備を行い…

ルナーの祝日1

ルナー暦はイリピー・オントールが大いなる祝福の時代(帰還の戦い[第一次混沌大戦]から月の昇天までの間)に発明したものです。すでに帝国内で赤の女神がさまざまな形で信仰されている日を見つけることで作られました。この暦は公式的な帝国の形式で、全て…