第三期

啓発の歴史

要約すると:ダラ・ハッパの歴史をとおして啓発はいろいろと誹謗され、魔女狩りにかけられ、元の形がどのようなものか、信者がどのようなものなのかわからない状態になっていました。(ルナーの到来までは)曙の時代:ナイサロールが啓発を教えていたが、そ…

トラートの赤き剣

トラートの赤き剣(Red Sword of Tolat)はStafford Library:Revealed MythologiesやMiddle Sea Empireに描かれている宝物です。おそらくグローランサの異文化間の衝突を描いている記事の中で一番複雑な話です。Guide to Gloranthaでもこの喪われた宝物につい…

ルナー帝国の代表たち

Champions of the Reaching Moonの紹介記事はそういえば読んだことがありません。(Mark Galeotti教授の記事が難解なのも原因かもしれませんが・・・慣れてみると面白い。)内容としては最初の半分はMasters of Luck and Deathと同じヒーローバンドや団体の…

ドラゴン・パスを獲得しました

ホビージャパン版ドラゴン・パス(中古)を手に入れました。(旧名White Bear and Red Moon)詳しい考察については後日。

狂えるスルタン

狂えるスルタン狂えるスルタンMad Sultanと呼ばれる人物は17世紀現在もドラストール中部の「腐敗の地Rotground」に住んでいる半神です。以下はこの狂人の由来と、周囲の正気な世界の住民の関わりについての略歴です。太陽暦1232年(第0ウェイン12年)、クエ…

ヒョルトの国と聖王国2

ヴォルサクシ族とウロックス教団ヴォルサクシの諸部族は決してベリンタールの改革を完全に受け入れることはなかった。ヴォルサクシ族はたいていの場合軍事力で抑圧を受け、よく言って不承不承の臣下に過ぎなかった。1340年、ヴォルサクシ族の王(ラーンステ…

ヒョルトの国と聖王国1

下記はHistory of The Heortling Peoples 86ページから87ページの記事の抄訳です。かつてGlorantha Digestで17C現在のヒョルトランドの情勢について激論が交わされました。この議論に対してグレッグがある程度公式な答えを与えていると私は解釈しています。…

フレストル派ロスカルム人/ロカール派セシュネラ人の外見と服装

以下、WorldOfGloranthaにおけるJamie Trotsky Revellの第三期のフレストル派ロスカルム人、ロカール派セシュネラ人の外見と服装についての抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります:I'd probably just stick with 15th century now. Also remember that …

ヘフェロネス哲学

下記はMasters of Luck and Death 66ページのHepherones Philosophyの囲み記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。元素をものごとや思考、運動と関連づけることはしばしば行われる。個々の関連付けの体系は信者に独特と思われているが、知ってい…

ストーム・ブル教徒の心理2

「もうやめろ!」私は泣き叫びました。しかしカルトの者たちは私の懇願を無視し、さらに深く深く潜っていきました。もうひとたびの襲撃で、この時は人間とブルーが我々を覆う影から共に襲いかかってきました。しかしウロックス・カルトの者はこれらのスライ…

ストーム・ブル教徒の心理1

以下はAvalon Hill版Lords of Terror89ページから90ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。「混沌感知」の呪いとウロックス教徒の感覚についての記事です。(また彼らの悲劇性についても)ストーム・ブル教徒の心理アルキブ・ジャハナス…

十の愛される物語

以下はStorm tribe 118ページの囲み記事の抄訳です。(訳の間違いの責任はzebにあります。)例によって「ジョンスタウン大鑑」の一部として挙げられています。ジョンスタウン大鑑#299,235号十の物語が人々に愛され、分かち合われている。「光持ち帰りし者の…

シンディックス封鎖

以下は1499年、フロネラ全土で起こった「シンデックス封鎖Syndic's Ban」と呼ばれる魔術的災害についての記述です。この現象はドーマルが「開洋」によって「大封鎖」を打ち破り、フロネラに達するまで続き(「雪解けThawing」と呼ばれています)、1621年現在…

リグスダルとカリル

リグスダルのもっとも名高い信者といえば、「星の眉」のカリルですが、この神の謎めいた(あいまいな?)素性とGathering ThunderのSky Shipのシナリオを交えてつらつらと雑感です。以下、シナリオの種明かしなので、これからやる人は注意です。(カリルがリ…

文献の詳細

The Argrath Book「アーグラスの書」「アーグラスとは何者だったのか?」の質問に答えることを意図した文献の集成。エネクサンダー図書館にて発見。主に事件が記録されてから時間をおいて書かれた資料から編集されている。このことでそれなりに不正確になる…

文献

Dragon Pass:Land of Thunder Gazetteerの原典とされる文献の一覧は同書の64ページにあります。The Argrath Book「アーグラスの書」Composite History of Dragon Pass「ドラゴンパス合史」History of the Heortling Peoples「ヒョルトの子らの歴史」Jalk's B…

サーター高評議会Sartar High Council

Sartar High CouncilはWyrm's Footprintに掲載されたケイオシアム・キャンペーンのシナリオの一部です。どうやらプレイヤーの一人一人が1613年の反乱の指導者たちを演じたようで、プレイの結果、「星の眉の」カリル(役を演じた人の好プレイの結果?)が高評…

グレイドッグ亭の酒

Hop Warsの記事を昔のWebのアーカイブから見つけました。(昔のLoren Miller氏のサイトにありました。)元々はTales of the Reaching Moonの2号に掲載された記事だったみたいです。David Hall氏が筆者。シナリオのアイデアで、ルナーの徴税官がビールに入れ…

ビリーニ王国の諸王

ビリーニ王国の諸王(「首なしの」ホリックの「ビリーニのサガ」を典拠とする)(Talastar Paper、Dorastor p.17、Lords of Terror p.10、Book of Drastic Resolution: Chaosより抜粋)(オーランス人の常として、ビリーニの王権は世襲ではなく、民会の協議…

コリマー部族:レイカ女王の即位儀式

サーターが王国を樹立してから、部族の激しい動きはなくなります。最大の部族であるコリマーですら例外ではなく、サーターの血筋に逆らう王は滅び、多くのコリマー王がサーターのプリンスたちに従ってルナーとの戦いに赴きました。しかし、1602年のボールド…

コリマー部族:オルトッシ王と「ヴェンハールの子」アーグラス

サーターという人物は全く他の登場人物と毛色を異にしています。ひとつ、問題解決に暴力を用いなかったこと。ふたつ、ラーンステイの変成の魔術に巧みだったこと。みっつ、都市を造ったこと。これらの手段を用いてサーターは争う諸部族をまとめ、テルモリ族…

ドラゴンパスについて:雑記

ちょっと覚書です。ドラゴンパスの政治的勢力の地図Political Map of GenertelaDragon Pass:Land of Thunderのインデックス:これがないとサプリメントの理解は半減?Dragon Pass:Land of Thunder's Expanded Index

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち4:連隊の神々

以下はShreds of Light and Reason 66-68ページのGreg Staffordのルナーの軍神に関する記事の抄訳です。(以前のArmy of Lunar EmpireのWeb記事の再掲だと思われます。)翻訳の間違いの責任はzebにあります。ルナー帝国の軍神たち第一に覚えておくべき原則は…

コリマー部族:鮭を呼ぶ男エンジョーシ

グローランサの魅力は人の生活と神秘が密接に結びついていることですが、神々に始まり、半神とも見まごう錚々たる英雄たちが続き、氏族の創設者たちのようなささやかながら魔術の世界の中で成功と神秘をともに修めた民話の主人公のような者たちが最後にいま…

コリマー部族:ヤランドロスの象牙の玉座

ターシュの「双子王朝」についてはぴろきさんのサイトが一番よく説明しています。十五世紀、南方の山岳地帯に住み着いているクイヴィンの諸部族と異なり、同じオーランス人でありながら、ターシュ王国はすでに国家として広大な領土をもち、ルナー帝国と覇を…

コリマー部族:黒い槍とアンマンガーン氏族

黒い槍についてはEpiktさん、まりおん殿が過去に扱っています。開拓者コリマーの氏族は「黒い槍」の氏族とも呼ばれていました。彼の出身氏族であるオルシャンティについての習慣や原住地についての記述はほとんど(というか全く)ありませんが、槍が個人のも…

コリマー部族の王達

下記のコリマーの王の一覧はグローランサ年代記に載っているジャンスタンの「コリマー王の系譜」(初代カグラドスから十二代目ヴェンハール二世まで)および「アムスタリの書」の「言葉使いの」インガードの記録(十二代目ヴェンハール二世から英雄戦争まで…

コリマー部族:ボーンゴールド王とヴァーマンディ

まりおん殿のグレッグの手書きの地図・記事に基づいて作成したコリマーの地図・記事です。開拓者コリマーは氏族の者がヒョルトランドに戻るのを禁じましたが、完全に秘密にしておくことはできませんでした。「ドラゴン・パスは安全に入ることができ、事実上…

コリマー部族:葡萄の予言とクリアワイン

ドラゴンキル以来、オーランス人たちは南北に分断され、連絡は通常の手段では閉ざされました。それにも関わらず南方のオーランス人は神が「青の城の戦い」で傷ついたことに気づき、北方に赤の月を見つけました。以下はKing of Sartarの記述です。オーランス…

コリマー部族の謎

サーターの中で最大の部族にして「グローランサ年代記」で一番よく語られている部族。Hero Quest Voicesの例に選ばれていることからいっても、もっともスタンダードで、「善玉」の部族と言えるでしょう。(もちろん周辺の部族からは悪しざまに言われています…