Six Agesの背景世界について

太陽神の末裔Six Agesの背景であるグローランサの神話世界を知るためにまずグレッグ・スタフォードの古代ダラ・ハーパを描写するGlorious ReAscent of Yelmから入ります。SA1およびSA2の時代は歴史が始まる前の神代で神々がいまだ人類とともに地上を闊歩し、…

ペント人の起源

2023/8/30 Jeff Richard氏のWell of Daliathの記事の翻訳です。記事の翻訳の責任はZebにあります。 長いこと断片的だったペントの騎馬民族の起源について。またペント人にもイェルマリオが信仰されていることが明らかにされました。 神代ペローリア最初期の…

ヴォルメインの地理と勢力、著名人

以下Guide to Gloranthaのヴォルメインの章よりまとめました。訳の間違いの責任はzebにあります。【島】【聖なる本国】*ベルゲング(Belgeng):ヴォルメイン主要三島最大の東の島。皇帝の都ヤ・モン・ウォウがあるところ。西部に穀倉地帯であるトカン地方、北…

啓発の歴史

要約すると:ダラ・ハッパの歴史をとおして啓発はいろいろと誹謗され、魔女狩りにかけられ、元の形がどのようなものか、信者がどのようなものなのかわからない状態になっていました。(ルナーの到来までは)曙の時代:ナイサロールが啓発を教えていたが、そ…

サンダーブレスレストランへようこそ

サンダーブレスレストランへようこそ!当店はチェーン店で、七店舗現在展開しております。・クラブタウン店・鉛の城店・アダーリ店・パヴィス店・キトリ森店・ブラックウェル1号店・ブラックウェル2号店下記は人気メニューです。・全てのメニューに野菜、人…

トラートの赤き剣

トラートの赤き剣(Red Sword of Tolat)はStafford Library:Revealed MythologiesやMiddle Sea Empireに描かれている宝物です。おそらくグローランサの異文化間の衝突を描いている記事の中で一番複雑な話です。Guide to Gloranthaでもこの喪われた宝物につい…

ゼオタームの対話集

以下はMoon Design公式サイトにあるXeotam Dialoguesの記事の翻訳です。訳の間違いの責任はZebにあります。アスタリスク(*)の箇所は訳注です。ゼオタームの対話集グローランサファンの皆さん!今日の記事は貴重なもの-ゼオタームの対話集の断片である。対話は…

ハロノ・皇帝・イェルムとその死

オーランス人の神話には「火の部族」と呼ばれる敵の集団が登場します。その首領が「皇帝」と呼ばれる存在です。この部族は歴史時代でいうところのペローリア地方のダラ・ハッパ帝国と同視されていますし、その首領はダラ・ハッパの主神にして太陽神の名前イ…

カリーシュトゥの歴史

以下はTradetalk誌14号 p.27〜28のPeter Metcalfe、Martin Hawleyのカリーシュトゥの記事(「法官が私に言わせたことWhat the Lawgiver made me say」)の一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。非公式の部分もあると思いますが、パマールテラ全…

アメリカのグローランサゲームファンの歴史

以下は公式サイトのGlorantha Q&A Lismelder Clan Transcript (http://moondesignpublications.com/forums/glorantha-q/lismelder-clan-transcript)の内容です。以下David Hall氏の灰色犬氏族/リスメルダーのキャンペーンについての発言:・1996年には灰色犬…

フォンリット地誌

左のフォンリット地図はまりおん殿の手書きの地図です。若干私と訳語が異なりますが、単なる語感に対する嗜好の違いによるものだと思われます。以下はMissing Lands p.64からp.67のフォンリットの各地の記事です。訳の間違いの責任はzebにあります。大カッコ…

フォンリット

以下はMissing Lands p.62以降の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。フォンリット「私は{都市の名前}の都から来た強大なる{主人の名前}の奴隷である。貴方の主人は誰か、よそ者よ。」地域の描写フォンリットは喜ばしい亜熱帯の気候の地域である。植…

パマールテラ年表

以下はMissing Lands p.58の年表の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。おそらく単語で不明なものが多いとは思いますが、質問してくだされば私が答えられる範囲では答えようと思います。初期の移住期475年ごろ:ラスカーダン族(訳注1)がエルフに滅ぼ…

ヒョルト王9:ヒョルトの死

下記はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ヒョルト王のサガの最後の部分です。おそらくオーランス人と神の理想的な関係について暗示しているのだと思われます。ヒョルトの死稲妻がヒョルトを殺した。エスロリ…

ヒョルト王8:イヴァーンの目覚め

下記はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。イヴァーンの目覚めヒョルトがイヴァーンを眠りから醒ました。しかしイヴァーンが目覚めたとき、ヒョルトは怪我で死にかけていた。そしてイヴァーンの手当てで(息と…

ヒョルト王7:イヴァーンと氷の墓

下記はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。イヴァーンと氷の墓イヴァーンが休息すると、天候は悪化し、雪と氷がイヴァーンの体を覆った。しまいにはイヴァーンは氷の巨人に埋葬され、氷の穹窿のなかで眠りにつ…

ヒョルト王6:ヒョルトとイヴァーン

下記はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ヒョルトとイヴァーンイヴァーンはこれまで生きていた女性の中で最も偉大である。イヴァーンは我らの民の母である。イヴァーンは偉大なる一族の子孫であった。アーナ…

Wyrms Footnote #15

1976年から1982年からChaosium社から出ていた 伝説のファンジンの復活!ということみたいです。今回のはissue#15ということで。 内容をざっと挙げると: ・サンディ・ピーターセンとの冒険の舞台:内容はサンディらしく奇怪動物園・・・ ・ルーンクエストミ…

ヒョルト王5:ヒョルトとオーランス

下記はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。ヒョルトがいかに再びオーランスの信仰を取り戻したか説明しています。訳の間違いの責任はzebにあります。ヒョルトとオーランス「ひとつ心の戦」の後のケロフィネラは戦いの前よりすべてが良くなった。…

ヒョルト王4:ひとつ心の戦い

下記はBook of Heortling MythologyのUnity Battleの描写の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ひとつ心の戦いUnity Battleヒョルトはシリアスドーラに向かった。(後にイリルヴェルヴォール、もしくはホワイトウォールと呼ばれることになる砦であ…

ヒョルト王3:創始者ヒョルト

以下はBook of Heortling Mythologyの「我が戦い、皆が勝った」の描写の抄訳です。ここの文章は非常に謎めいていて、訳は困難ですが、含まれている意味を察してくれればと願っています。創始者ヒョルトヒョルトは砦の間を疾駆する「鹿の民」のひとりであった…

ヒョルト王2:概要

以下はおそらくKing of Sartarの記述の再掲ですが、再度翻訳します。訳の間違いの責任はzebにあります。ヒョルト王これは古代の物語である。太陽が天で止まった時よりはるか昔であり、太陽が天に昇るはるか昔のことである。暗黒の時代のことである。その時代…

ヒョルト王1:ヒョルト王の祖先

以下はBook of Heortling Mythologyの一部の抄訳です。訳の間違いの責任はZebにあります。ヒョルトの祖先ヒョルトはこれまで生まれてきた全ての人類のなかでもっとも偉大な者である。我らはヒョルト人であり、彼の民である。ヒョルトは偉大な血筋のもとに生…

バイソスの神話4

恵みを与える神、バイソスその夏、デディ・ゾラ・ルが到来しました(注1)。彼らは水の底に棲んでいる者たちであり、常に征服を率いる者たちでした。彼らはバイソスが民にこれらのことを教えるのを許せませんでした。そして持っている魔術でバイソスを滅ぼそう…

バイソスの神話3

正しき神、バイソスバイソスはケフ・タヴァルとエススの息子であり、ケレウスの年若い兄弟でした。ケレウスはバインドルの王の称号を唱えました。ケレウスが年老いると、王の愛する踊り子たちが誘拐されて、人食いの神であるヤー・ガンに生贄にされました。…

淡水海の青の民

淡水海の民 神代に淡水海やオローニン湖のほとりに住んでいたのは総称としてオローニンの民Oroninaeや「青い民Blue People」と呼ばれていますが、時代によってさまざまな性質を持っていたようです。湖ができた頃の水の神の後裔たち、邪悪な魔道の神の奴隷と…

バイソスの神話2

ケレウス公子ケレウスが二人の長男でした。ケレウスは自分たちをエネルヴィEnelviと呼んでいる民の王となりました。彼らは今日ヴァンスタル(注1)と呼ばれる土地で暮らしていました。ケレウスは神官王の王朝の創始者となりました。この民は自分たちをケレウス…

Book of Heortling Mythology

At 184 pages, the Book of Heortling Mythology is an indispensable guide to Orlanthi gods and myths, and a wonderful resource for both GMs and players.だそうです。Sartarと一緒に買えるといいですね。

ダラ・ハッパの裏の歴史

鮎方さんやPeterの書かれたことから、 1)ケスティノロスやマナルレイヴァス、マニマトは単一の人物ではなく、王朝だった(ダラ・ハッパ人よりダージーン人の方が正しければそうなりそうです) 2)ケスティノロスが鳥復活です!と言っている間に氷河到来、リン…

バイソスの神話1

ケフ・タヴァルとエススエススは「緑の女神」アルクの娘でした。ある日のこと、エススが乙女の花輪をつくるために花を集めていると、大きくて美しい雄牛が流れをわたって草を食んでいるのを見ました。その雄牛は輝くようなミルク色をしていて、エススはあま…