ダラ・ハッパ

啓発の歴史

要約すると:ダラ・ハッパの歴史をとおして啓発はいろいろと誹謗され、魔女狩りにかけられ、元の形がどのようなものか、信者がどのようなものなのかわからない状態になっていました。(ルナーの到来までは)曙の時代:ナイサロールが啓発を教えていたが、そ…

ダラ・ハッパの裏の歴史

鮎方さんやPeterの書かれたことから、 1)ケスティノロスやマナルレイヴァス、マニマトは単一の人物ではなく、王朝だった(ダラ・ハッパ人よりダージーン人の方が正しければそうなりそうです) 2)ケスティノロスが鳥復活です!と言っている間に氷河到来、リン…

ジェナロング朝

プレントニウス氏の手にかかって、ほぼ徹底的に悪玉にされた皇帝たちです。中には本当に騎馬遊牧民なの?という面子もありますが、そこは政治的に無視の方向で来たようです。ジェナロングとヴラノストゥムに関しては貶める材料がなかったというところでしょ…

コルダフと十の試練の公子たち6

大いなる反撃イェルムの後継者の再昇天は世界じゅうに深刻な反響をもたらしました。[遊牧民の]将軍たちの皇朝は東方から大軍を呼び寄せて、「十の公子たち」の生き残りの三人を滅ぼす助けにしようとしました。将軍たちは妖魔の祖霊や、神話上の獣や、特殊な…

コルダフと十の試練の公子たち5

コルダフの即位最後には、「十の公子たち」のうち三人の候補者が残されました。誰が次の皇帝になることを望まれているか決めるために、殺しあうことは望んでいませんでいた。彼らはふさわしい皇帝を頂くことを切望していました。そして召集された大衆のもと…

コルダフと十の試練の公子たち4

マニマトのブローチダージーンの地は常にシュールエンスリーバ女神(注1)が最初の反乱をそそのかしてからというもの、問題のある地域でした。マナルレイヴァス皇帝はダージーン人を抑えるためにシャーガーシュ神を遣わしたものでした。全ての善良な者が皇帝「…

コルダフと十の試練の公子たち3

真の帝国の拡大ジェナロング朝の領主たちはダラ・ハッパの皇帝でしたが、善い皇帝たちではありませんでした。ジェナロング朝の支配下では土着民が冷酷な領主たちを嫌って数多くの反乱が起きました。また、皇朝の皇帝たちのなん人かは異国の土地や他の古代の…

コルダフと十の試練の公子たち2

十の試練の公子たち十の試練の公子たちは全員「賢者」コルメーシャ(注1)の血を引いていました。それぞれが最古の知られている伝説を成就し、真の太陽を世界に再び呼び戻す者になろうとしていました。この務めは簡単な仕事ではなく、彼らは世界を遠くまで旅し…

コルダフと十の試練の公子たち1

以下はGlorious Reascent of Yelm(Ivory Edition)48ページから53ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はZebにあります。コルダフ我らの輝く、人に秀でるコルダフ皇帝陛下は「兵士」コルツァネルムの息子です。コルダフ様はご家族が「新たなる神殿」(注…

レガリアRegalia

レガリアregalia(王章)ラテン語に由来するこの語ですが、グローランサの設定で頻用されています。縁故を重視するHW/HQにおいても権威ある品物を持つことが即影響力の上昇につながるというメカニック的(悪く言えば皮相的な)面を置いても、魔術的な世界で…

地界の対照表

あくまでzebの意見ですが、GROYやEntekosiadに載っているダラ・ハッパ・ペローリアの地獄とトロウルの地獄の対照表を作ると次の表のようになるのではないかと: Book of Drastic Resolution V.Darkness p.116GROY p.9, p.74Entekosiad p.18 1:Styx RiverAdzu…

「再昇天」におけるオーランス

以下はGlorious Reascent of Yelm 87ページにおける、イェルムとオーランスの間の神話についての解説です。訳の間違いの責任はzebにあります。「イェルムの栄光ある再昇天」におけるオーランスダラ・ハッパ文化圏の南方にはもうひとつの文化圏があり、今日ド…

ビゼルエンスリーブBiselenslib

下記はEnclosure誌に掲載されたGreg Staffordのダラ・ハッパ下層民に関する記事の翻訳です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。ビゼルエンスリーブビゼルエンスリーブは神々の壁の百柱の神々のひとりであり、したがって起源の神々のひとりです。イェルムは彼…

リグスダルとカリル

リグスダルのもっとも名高い信者といえば、「星の眉」のカリルですが、この神の謎めいた(あいまいな?)素性とGathering ThunderのSky Shipのシナリオを交えてつらつらと雑感です。以下、シナリオの種明かしなので、これからやる人は注意です。(カリルがリ…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち4:連隊の神々

以下はShreds of Light and Reason 66-68ページのGreg Staffordのルナーの軍神に関する記事の抄訳です。(以前のArmy of Lunar EmpireのWeb記事の再掲だと思われます。)翻訳の間違いの責任はzebにあります。ルナー帝国の軍神たち第一に覚えておくべき原則は…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち3:軍組織

「連隊Regiment」はここで挙げる部隊として活動を行う基本単位としての概論上の用語である。(典型的な連隊は500人から1000人である。しかし、魔術の分遣隊等ではわずか50人のこともありうる)実のところ、このような部隊にはファランクス(ダラ・ハッパ式、…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち2:軍制

以下はImperial Lunar Book 1のImperial Armyの記述(12ページ)の抄訳です。翻訳の誤りの責任はzebにあります。サイロール・ネギアル、軍隊についていわく:「征服は結構なことだ−兵隊どもを遠くに追いやってくれるから!」強大なる帝国軍はグローランサの…

Shreds of Light and Reason

Shreds of Light and Reason入手しました。Continuum 2008のかなり限定された印刷本です。ざっと流し読み。内容はダラ・ハッパのソースブックです。一部(アルコスの記事)絶版のEnclosure誌1号の記事ですが、今回初見せのグレッグの記事も多いみたいです。…

ローマ的ルナー帝国4

きわめて久しぶりの更新です。http://www2u.biglobe.ne.jp/~BLUEMAGI/What's_LE_and_RE.htmlここの記事を拙い英語に訳しました。

Lawrenceの回答

以下はZebの質問に対するDara Happa Stirsの著者、Lawrence Whitakerの返答です。(質問)「鋤線plowline」は「死線deathline」と同じものでしょうか?(回答)いいえ、「死線」はドラゴンキルの後、別にしつらえられたものです。「死線」はもっとドラゴンズ・ア…

ダラ・ハッパ(ルナー)の軍神たち1

下記はHeroQuest Voices:Dara Happaで挙げられている帝国の軍神です。・「破壊者」シャーガーシュ・「征服者」ウルヴァイリヌス・「戦士」エルメクスドロス・「英雄」イェルムガーサ・「歩兵」ヴァンカマント・「騎手」カストックゥス・「猟師」エライブダフ…

ローマ的ルナー帝国3

ローマ的ルナー帝国3矛盾を内包していること、理想と現実の乖離はどんな社会でも見られることでしょうか。またルナーは矛盾を内包することでかえって完全となるという考えなので、特に矛盾を隠そうともないということもあると思います。同じ点・パンとサーカ…

ローマ的ルナー帝国2

ローマ的ルナー帝国2性懲りもなく続けてみます。同じ点・ヴュクシルム(連隊の軍旗)ローマ帝国で用いられていた四角形の軍旗のことをvexillumと呼びます。それぞれの連隊が独自の軍旗を持っています。ルナー帝国では連隊の守護霊(ラーレスLaresと呼びます…

ローマ的ルナー帝国1

ローマ的ルナー帝国「ルナー帝国はローマ帝国に似ている」→「いや、むしろ東ローマ(ビザンティン)帝国かな」→「ローマじゃない、ササン朝ペルシャだよ」と東へ東へと変遷してきましたが、漠然としたイメージからそう言っているのやら、宗教・文化・軍事、…

プレントニウスのクロノロジー

Nick Brookeの解釈より: 第一の時代:時は存在しない 第二の時代:100,000年、イェルムの時代(ムルハルツァーム) 第三の時代:10,000年、アンティリウスの時代(アナクシアル朝) 第四の時代:1,000年、シャーガーシュの時代(カツクルトゥム) 第五の時…

天空の崩壊2

以下の天体の動きに関しては、Glorious Reascent of Yelmの著者プレントニウスPlentoniusの政治的考えがかなり入り込むことになるので理解が難しくなります。この人はコルダフ王朝の御用学者です。10)徐々に空に星が戻ってきて、明るくなりカルグザントとシ…

天空の崩壊1

天空の崩壊ある程度神代の天体になにが起こったかの記録はグローランサでも各文化で共通しています。しかしもちろん、一番関心があり、もっとも深く記録を行っていたのはダラ・ハッパの星見たちです。下記の変化は、Glorious Reascent of Yelm p.88-89に依拠…