ペランダ

淡水海の青の民

淡水海の民 神代に淡水海やオローニン湖のほとりに住んでいたのは総称としてオローニンの民Oroninaeや「青い民Blue People」と呼ばれていますが、時代によってさまざまな性質を持っていたようです。湖ができた頃の水の神の後裔たち、邪悪な魔道の神の奴隷と…

ダラ・ハッパの裏の歴史

鮎方さんやPeterの書かれたことから、 1)ケスティノロスやマナルレイヴァス、マニマトは単一の人物ではなく、王朝だった(ダラ・ハッパ人よりダージーン人の方が正しければそうなりそうです) 2)ケスティノロスが鳥復活です!と言っている間に氷河到来、リン…

Entekosiadの分解

Yelmの分解、とかじゃなくて。Green Editionの本がばらけてしまいました。装丁の仕方からしていつかは来ることだとは思っていましたが。どうしようかな。どなたかうまく直すやり方ご存知でしたら、教えていただけませんか。あと、Bisosaeの訳の方がLendarshi…

ピューレンディ2

ケンストラータは考えました。「俺は息子なしでは生きていけない。」ケンストラータはこの災いを解決するため、自分の「生命の贈り物」(訳注3)を使うことを決意しました。ケンストラータは聖なる地で自分の長柄を地面に突き刺し、「創造主」に談判するため…

ピューレンディ1

ピューレンディ(Purendi)はオロジェリアとケンストラータの子供である神ですが、ペローリアに棲息する白い尾を持つ鹿の種類でもあります。(訳注1)以下の神話はEntekosiad 75ページから76ページの二人の息子についての神話です。訳の間違いの責任はzebにあ…

暗黒と再生のまとめ

ペランダ版の「光持ち帰りし者」の神話です。オーランス人のものと比較すると面白いかも。・暗黒と再生:死の天空・暗黒と再生:ヴェロルティナの民・暗黒と再生:儀式が行われた後・暗黒と再生:テュロス神が世界を覚醒させる・暗黒と再生:イドジャルトス…

暗黒と再生:デンダーラの帰還

デンダーラは天空の輝く白い惑星であり、62日ごとに昇り、沈む。この惑星はエンテコスの家であり、この惑星からエンテコスはその美点を愛する女たちや男たちに加護を与える精霊を放つのである。女神は地界にいて、世界に気づかれなかった。女神の生命を燃え…

暗黒と再生:解放された天空

知っている通り、テュロスは蝙蝠の後をつけて、「不可能の門」を見つけた。彼は「門たる車輪」を横に回してどけて、「楽士の神」を外に出した。「楽士」は自分の恋人を導き、音楽を世界に戻したのである。(注1)その後、神々は東方はるかに集結し、楽士に演…

暗黒と再生:イドジャルトス

その後、神々は評議会の席に座り、自分たちのうちだれが指導者になるべきか決めようとした。彼らは皇帝の暴政を避けるために、王を戴かずに、必要に応じて指導者を選ぶことを決めた。このことを心に決めて、神々は再びテュロスとオリアを自分たちを治める者…

暗黒と再生:テュロス神が世界を覚醒させる

「灯明持つ」テュロスは自分の父である神、(我々は「力の神」と呼ぶ)テュロスをも目覚めさせた。生命力の神は、「父なる」テュロスの祭壇に住んでいて、バロヴィウスの都で目覚めた。そうしてテュロスは自分の息子たちをも目覚めさせた。テュロスは最初「…

暗黒と再生:儀式が行われた後

怯えるバロヴィウスの都の民は自分たちの神であるケト・テュロスに「神の審理の儀式」を行った。この時は、ヴェロルティナの言うとおりのことが起きた。ケト・テュロスは捧げ物と儀式のおかげで眠りから覚醒し、自分を呪縛していた冬の敵を追い払うことがで…

暗黒と再生:ヴェロルティナの民

ヴェロルティナの民ハーグの都(注1)に死んだ神にしたがう民がいた。死んだ神の名は「闇の顔」(注2)といい、記憶ある限りの始まりから民はこの神、「闇の顔」を信仰し、名誉を与えていた。「闇の顔」が彼らから目を背け、自らの秘密の火を他の民や国を暖…

暗黒と再生:死の天空

下記はEntekosiad63ページから67ページに記述されているペランダの「大暗黒」の時代の出来事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。死の天空太陽はダアク(注1)、外から到来した盗賊によって打ち落とされた。ダアクは、盗賊であり、人殺しであり、…

神々のあやまち:あとがき

「神々のあやまち」の神話に関しては、これでおしまい。できればペランダの「大暗黒」と先駆星(Idojartos)の神話についても機会があればエントリしたいです。蛮族ベルト地帯のライトブリンガーの神話とは一味違います。神々の三つのあやまち:イントロダク…

不老不死がなくなったわけ

ある日のこと、創造の女神(注1)は皆の者に集まりに出るように言いました。「その場で皆さんにどうやったら不老不死になれるか説明しましょう。」ウェンダリアの人々は良い機会をもらったことにとても喜びました。なぜなら何度か「死」が近くの森に隠れている…

ぺランダのThree Errors

ぺランダのThree Errorsやっとのことで三つ目まで来ました。長かった。(まだ不老不死が失われたImmortality Lost話が残っていますが)この晦渋な神話の拙訳にはまりおん殿のペランダ語の語彙集が非常に役立ちました。ありがとうございます。あと復活したKev…

神々のみっつ目のあやまち

神々のみっつ目のあやまち:季節というものがない時代、人々には悩みごとがありませんでした。そしてある時男たちが目覚めたのです。これからお話しするのはどのように目覚めが起こったかです:踊りがありました。いつものように、作物の収穫を祝う踊りでし…

エンテコシアドの時系列

以下は2008年10月、WorldofGloranthaメーリングリストでグレッグがEntekosiadの「時系列」について教えてくれたことのzebの抄訳です。訳の間違いの責任は全てzebにあります。君が理解しなくてはならないことは、全てのこれらの神話は理解を超えたものに対し…

神々のふたつめのあやまち:戦争の発明

神々のふたつめのあやまち:戦争の発明ある日のこと、ナイフで遊んでいる男たちがいました。彼らはなにか女たちを助けることをしたいと思っていましたが、作物の取り入れにナイフを使うことはできませんでした(訳注1)。この時代、大きいときには部屋とか塔く…

神々のふたつめのあやまち:冬と食べ物の競い合い

神々のふたつめのあやまち:冬と食べ物の競い合いかつて、ベレンデンボスという美しい神殿がありました。この神殿で最初の子どもが生まれたのです。また、「二重かがり縫い」が発明されたところでもありました。草花はひとりでに育ち、狩りの獲物はあり余る…

神々のひとつ目のあやまち

神々のひとつ目のあやまち男の神々は怒っていました。祖母女神(訳注1)が自分たちを創ったとき、劣ったものとしたからです。「不満の騒音」、「雷鳴」が集会の場までやってきて、言うことには、「大いなる母(訳注2)が俺たちを作ったとき、子供を産むこと…

神々の三つのあやまち:イントロダクション

神々(Gods)の三つのあやまち神々の三つのあやまちの物語は、Entekosiadに載っています。このペランダの神話は平和で人々が汚れを知らなかった緑の時代が終わり、戦争や死がはじまったのは、神々の過誤のせいだとしています。(または協調と愛に富んだ女神(Go…

ヤー・ガンYarGan1

ヤー・ガンとはペローリア神話でのいわゆるアクマですが、エンテコシアドに散見される神話を読むと、どのようにそういう役割があてがわれるようになったのかいろいろ面白い想像をめぐらせることができます。嵐の時代は太陽神の死で、天地がひっくり返り、水…

TravelとJourneyの違い

Peter Metcalfeいわく、Travelは古ノルド語?起源、Journeyはラテン語起源。二重表現(?といっていいのかな)はノルマン人が無知なサクソン人に優雅な自分たちの言葉を理解させるために使っていたとか。"cease and desist","aid and abet", "fit and proper…