セアード

Six Agesの背景世界について

太陽神の末裔Six Agesの背景であるグローランサの神話世界を知るためにまずグレッグ・スタフォードの古代ダラ・ハーパを描写するGlorious ReAscent of Yelmから入ります。SA1およびSA2の時代は歴史が始まる前の神代で神々がいまだ人類とともに地上を闊歩し、…

オデイラ信仰について

オデイラ信仰の面として熊神としての信仰と、狩猟神としての信仰があります。Storm Tribe143ページにあるとおり、シリーラではオーランスよりもオデイラの方を重要な神と見なす伝統があります。(大いなる熊としての信仰についてはDragon Pass Gazzetterの30…

狂えるスルタン

狂えるスルタン狂えるスルタンMad Sultanと呼ばれる人物は17世紀現在もドラストール中部の「腐敗の地Rotground」に住んでいる半神です。以下はこの狂人の由来と、周囲の正気な世界の住民の関わりについての略歴です。太陽暦1232年(第0ウェイン12年)、クエ…

「再昇天」におけるオーランス

以下はGlorious Reascent of Yelm 87ページにおける、イェルムとオーランスの間の神話についての解説です。訳の間違いの責任はzebにあります。「イェルムの栄光ある再昇天」におけるオーランスダラ・ハッパ文化圏の南方にはもうひとつの文化圏があり、今日ド…

ストーム・ブル教徒の心理2

「もうやめろ!」私は泣き叫びました。しかしカルトの者たちは私の懇願を無視し、さらに深く深く潜っていきました。もうひとたびの襲撃で、この時は人間とブルーが我々を覆う影から共に襲いかかってきました。しかしウロックス・カルトの者はこれらのスライ…

ストーム・ブル教徒の心理1

以下はAvalon Hill版Lords of Terror89ページから90ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。「混沌感知」の呪いとウロックス教徒の感覚についての記事です。(また彼らの悲劇性についても)ストーム・ブル教徒の心理アルキブ・ジャハナス…

ビリーニ王国の諸王

ビリーニ王国の諸王(「首なしの」ホリックの「ビリーニのサガ」を典拠とする)(Talastar Paper、Dorastor p.17、Lords of Terror p.10、Book of Drastic Resolution: Chaosより抜粋)(オーランス人の常として、ビリーニの王権は世襲ではなく、民会の協議…

コリマー部族:ヤランドロスの象牙の玉座

ターシュの「双子王朝」についてはぴろきさんのサイトが一番よく説明しています。十五世紀、南方の山岳地帯に住み着いているクイヴィンの諸部族と異なり、同じオーランス人でありながら、ターシュ王国はすでに国家として広大な領土をもち、ルナー帝国と覇を…

ある日のハルマスト

王たちの戦争で王たちが「大王」の地位を巡って戦争を始めると、農場のハルマストの下を訪れる族長たちや将軍たちがいました。ハルマストいわく、「大王を選ぶのは俺の仕事じゃないし、どう選ぶのかは君たちが決めなさい。」族長たちと将軍たちは戦争を「大…

ドラゴンキル Dragonkill!

ドラゴンキル第二期末期、ワームの友邦帝国は迷走と内乱を続け、いつしか、ドラゴンズ・アイの超王は人間たちに教えた秘密が正しく使われていないと判断しました。1042年、突如としてユーフの地の人間たちのうち、竜の心を持つ有力者は全員暗殺され(注1)、ま…

天蓋の国の哀歌Lament of Domeland

下記は完全にzebの創作です。下記のような出来事があったかどうかは、完全にYGMVの領域です。ドマナンドの公式の設定ではありませんので、ご注意ください。天蓋の国の哀歌ドマナンド(注1)の中央広場にて、1095年、サルカントゥス・カルトの将校語る。真性黄…

流民国3

流民国のシナリオ集以下のシナリオは続きものとしてプレイできます。In Wintertop's Shadow収録・The Tar's Gor(戦の召集のリズム)キャラクターはミチューイン族の王の息子「猪突きの」ヒオルドに従ってブッシュ・レンジの親ルナーの氏族を襲撃します。・K…

流民国2

[文化]流民国の民はサーターの民と同じくオーランスとアーナールダを主神とするオーランス人ですが、下記の点が異なっています。・ヒョルト人でなく、アラコリング人であること。慣習の違いはさまざまです。・奴隷(スラール)を保持していること(奴隷の息…

流民国

ターシュ流民 Tarsh Exilesターシュ流民に関しては、古くはDragon Passボードゲームのユニットとして姿を現しています。また、Tarsh Warのサプリメントで、マランタロス部族およびイリスタロス部族が紹介されました。詳しい紹介が行われたのは、Unspoken Wor…

インゴルフの失敗

インゴルフの失敗マングース版の設定にはいまだ登場していませんが、「竜の友」インゴルフIngolf DragonfriendはEWFの英雄のひとりです。King of Sartar(グローランサ年代記)およびHistory of the Heortling Peoplesに登場します。グレッグ・スタフォードが…

暴走 Stampede

下記はグローランサ17世紀現代には重要でない出来事ですが、トリビアとしてご紹介。(あとStampedeという単語が気に入っているため)この話はDragon Pass:Land of Thunder Gazetteer p.30とHistory of the Heortling Peoplesのp.13-14に出てきます。曙の時…