マルキオン教徒

ゼオタームの対話集

以下はMoon Design公式サイトにあるXeotam Dialoguesの記事の翻訳です。訳の間違いの責任はZebにあります。アスタリスク(*)の箇所は訳注です。ゼオタームの対話集グローランサファンの皆さん!今日の記事は貴重なもの-ゼオタームの対話集の断片である。対話は…

パマールテラ年表

以下はMissing Lands p.58の年表の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。おそらく単語で不明なものが多いとは思いますが、質問してくだされば私が答えられる範囲では答えようと思います。初期の移住期475年ごろ:ラスカーダン族(訳注1)がエルフに滅ぼ…

動物園

洗練の精華と呼ぶか、傲慢と堕落の産物と呼ぶかは別として、グローランサには帝国に運営される動物園が存在していました。第二期には神知者の帝国やユーフに運営される動物園が存在していました。 ツギハギ動物園(Stitched Zoo):マニリア、ドラゴンパス、…

女神のすげ替えGoddess Switch

女神のすげ替え神知者の悪名高い実験のひとつとして有名ですが、ここで交換されたスロントスの女神イニカ(Inica)とウェネリアの女神エインコルン(Einkorn)について(ソースが大部分MRGのGlorantha the Second Ageなのでグレッグ設定とは異なるかも):1)イニ…

三大魔道師

三大魔道師神知者帝国(海と陸の帝国Empire of Land and Sea)には強大な魔道使いが数多くいましたが、グレッグ・スタフォードのKings of Seshnela(およびMiddle Sea Empire)に出てくる三人の魔道師は最強と呼んでいい魔力を持っていたようです。下記の三…

刀鳴の都

地誌機械都市(後の名を機械廃墟)の記述はStafford LibraryではMiddle Sea Empire、History of Heortling Peoples(以下HoHPと略します)、Esroliaに分散してありますが、細かい描写やガゼッタはありません。Mongooseの「The Clanking City」には詳しい都の設…

ジストル教団2

コスターン島と周辺地域は「万物界Everything World」(訳注3)の万物が不均等に混ざり合っていて、起源において極めて魔道的であった。また島は結合主義者たちが言うにはグローランサを覆う広大なエネルギーの格子(グリッド)の上に位置していたのである。最…

ジストル教団1

以下はMiddle Sea Empire 46ページから47ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ジストル教運動ジストル教運動は物質界から生み出された、神知者の創造を行おうとする動きの現れのひとつであった。神知者たちは世界の物質的な顕現に非常…

フレストル派ロスカルム人/ロカール派セシュネラ人の外見と服装

以下、WorldOfGloranthaにおけるJamie Trotsky Revellの第三期のフレストル派ロスカルム人、ロカール派セシュネラ人の外見と服装についての抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります:I'd probably just stick with 15th century now. Also remember that …

タニアンの勝利

以下は神知者帝国(中部海洋帝国)の勃興時の出来事の記事の集成です。(またその後の神知者たちの知識と近視眼をも良く表している出来事としてよく取り上げられます。)第一期、グローランサの海洋交通はごく一部を除いて巨大な竜船(ドラゴンシップ)を操…

異界探索の進展

以下はMiddle Sea Empireの42ページから44ページの神知者の異界への探索の進展と失墜についての記録の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。神知者の知識と近視眼をよく語っている記事です。異界探索の進展776年以降 最初期:直接の[神界への]侵攻と全…

サノールの都Thanor

水没したスロントス大公国の首都はサノールThanorといいます。グレッグの設定でも、MRQでもこの都市がマニリアにおける神知者帝国の中心部だったようです。(ヘンドレイキの国への旅に出てきた二人組のスパイはスロントスの大公に報告していました。)この都…

サーヴァル王と蛇の守護神

下記の記事はWeb上の記事、Kings of Seshnela「セシュネラ王統譜」の抄訳です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。(後にグローランサ人の記録として少々アレンジされた記事がStafford LibraryのMiddle Sea Empireに再掲されました。(訳注1))サーヴァル王…

シンディックス封鎖

以下は1499年、フロネラ全土で起こった「シンデックス封鎖Syndic's Ban」と呼ばれる魔術的災害についての記述です。この現象はドーマルが「開洋」によって「大封鎖」を打ち破り、フロネラに達するまで続き(「雪解けThawing」と呼ばれています)、1621年現在…

神知者の探索の進展

776年以降 最初期:直接の[神界への]侵攻と全滅780年 力ある場所の発見800年ごろ 僻地の[異教の]聖地への侵犯800年 抜け穴の発見:忘れられた場所806年ごろ 精霊界の探索810年ごろ 自分たち[マルキオン教]の異界の探索845年 強大な[異教の]異界への侵攻849年 …

マルキオネラン派Malkioneranism

下記はMiddle Sea Empire42ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。マルキオネラン派はその信奉者に「新たなる五つの道Five New Ways」が明らかにした知識を見出すよう奨励した。方法としては「ありえざる風景Impossible Landscape」が描…

神知者(Middle Sea Empire)

以下はMiddle Sea Empire 35ページの記事の抄訳です。翻訳の間違いの責任はzebにあります。話は「新たなる教団」と呼ばれる魔道教団がもてなしのためにある生き物を招きいれたことから始まる。彼らは火で損傷した魔術書を(当時美しかった)ソーダルの国にあ…

悪の呼び出し

悪の呼び出しSummon of Evilこの儀式はおそらくグローランサ年代記に初出です。(初出の確認はしていませんが、「悪が呼び出された話」)この儀式の目的は敵を自分の都合の良いときに呼び出すというものです。Orlanth is Dead!の「凍土の戦い」でブライアン…

精髄界Essence Plane

下記はグレッグがWorldofGlorantha Mailing Listで教えてくれたことを急いで箇条書きにまとめましたが、翻訳の間違いがあるかもしれません。その場合、責任は全てZebにあります。魔道(Wizardry)について・西方の魔術=魔道にとって書物を読むことを求める長い…

ヴァデル人とザブールの戦争

ヴァデル人とザブールの戦争以下はTradetalk #13に掲載されたPeter Metcalfeの記事の抄訳です。Peter独自のアイデアもありますが、ほぼRevealed Mythlogiesに記述されたマルキオン教徒の神代の出来事に則って記述されています。下記の文章のうち、「」内はほ…

不変の書と預言者2

下記はWorldofGlorantha Mailing Listにおけるやり取りの抄訳です。Jamie "Trotsky" RevellはHeroes of Malkionの著者です。Peter Metcalfeはグローランサ知識のグルのひとり。翻訳の責任はzebにあります。[]内はzebの意訳です。Terra(zeb):最近、日本のファ…

不変の書と預言者

下記はVampire.S殿のコメントからの抜粋です。私が述べた意見は、MSE等最近のマルキオン教に関するテキスト(例えば、 http://www.glorantha.com/greg/abidingBook.html )を参照すると、不変の書には“Joy”に限らず、フレストル王子の業績が一切触れられてい…

崇敬と一神教2

崇敬と一神教2崇敬と一神教の記事の続きです。HQルールブック、やっと取り戻しましたが、ルナー帝国で手一杯…。手抜きですが、HQの魔道の概念につきましてはoomizuao殿がEpiktさんのところのコメントで非常に分かりやすい説明をしていらっしゃいますので、そ…

五位一体?

「第五の御業」についてエントリしましたが、いかがでしょうか。正直私にはマルキオンがいかなる存在なのか、神なのか、その化身なのか、五位のうちの一位なのか、秀でた預言者=人間なのか、はたまた神など存在せず、狂った魔道士の長老が滅びただけなのか…

「破壊」と「犠牲」2

かつて西方の海には広大な陸地がありました。この陸地はダンマラスタンDanmalastanと呼ばれていました。そこに住んでいる民は論理を奉じ、世界は法則によって創造されたと信じていました。かつて、法則は生きて話す存在でした。この存在にはマルキオンという…

「破壊」と「犠牲」1

グローランサ西方に住んでいる民は、論理の民です。論理的であることを至上の命題としている以上、彼らの奉ずる宗教においても、何よりも論理的で、首尾一貫した世界観を理想としているものと推測できます。また寛容さ・意見の多様性などはつまるところ無秩…

崇敬と一神教

まりおん殿の日記、「聖人崇敬」に関しまして。まず、Vampire.S殿のアドバイスに従って、言語の定義の確認です。客観的な意見を求めるには、まず辞書を。Wikipedia-Veneration(English)記述を見るかぎり、ほぼこの文章で仮定されている汎的なキリスト教のニ…

蛇王朝Serpent Dynasty

蛇王朝下記は、私がグレッグ・スタフォードの「セシュネラ王統譜」から、蛇王朝時代(第一期初期)の出来事をまとめたものです。(第一期の「セシュネラ王統譜」はグレッグの宇宙観におけるマルキオン教と異教(多神教)の関係を大いに考えさせるものです。…

一神教とマルキオン教

第三期のロスカルム人はイレンサヴァルIrensaval、Hidden Mover(隠されし導く者)を信仰しています。この概念は第一期にフレストル派によって見出され、神知者によって異端として弾圧されましたが、第三期に復活しました。ロスカルム人はこの存在のほかに、…

十字軍 Crusade

十字軍下記はTales of the Reaching Moon誌13号に初出のGreg Staffordの記事の抄訳です。この記事はRPG Magazine No.76(1996/8)に日本語訳が掲載され、またStafford LibraryのArcane Loreに再掲載されました。 フレストル王子が異教のペンダルス族〈注1)を…