アメリカのグローランサゲームファンの歴史

以下は公式サイトのGlorantha Q&A Lismelder Clan Transcript (http://moondesignpublications.com/forums/glorantha-q/lismelder-clan-transcript)の内容です。

以下David Hall氏の灰色犬氏族/リスメルダーのキャンペーンについての発言:
・1996年には灰色犬氏族/リスメルダーのキャンペーンはもうすでに固まっていた。
・Jon Quaife氏が1990年初頭に最初のキャンペーンを運営していた。もともとのプレイヤーはDavid Hall氏、Keary Birch氏、Mark Hone氏だった。
・しかしこのキャンペーンはJon氏がアメリカ南部に行ったときに終わってしまった。
・1991年にDavid Hall氏がJon氏のキャンペーンを引き継いで、このキャンペーンの内容がTales誌の5号に掲載された。
・1992年にはHome of the Bold(ボールドホームのフリーフォームシナリオの本)が出た。
・David氏のキャンペーンのもともとのプレイヤーはSteve Thomas氏、David Gordon氏、Mark Hone氏だった。しかしすぐにNick Brooke氏がMark氏に代わった。
・後から加わったのはDan Barker氏、Rick Meints氏、David Scott氏、Colin Phillips氏、Carl Pete氏、Gwen Mott氏、Charles Corrigan氏とそのほかの人たちだった。
・キャンペーンは常に氏族を中心としていて、1610年以降のサーターの出来事に結びついていた。プレイヤーの行動は常に氏族に影響を与えていた。もともとはブランデュアン(Branduan、Sartar Kingdom of Heroesに出てくるPCのライバル)はNPCで、どのように「普通の」氏族の者が振舞うかを見せる為のキャラだった。後でCarl氏とDavid氏が客人として現れたときに彼を演じた。

以下David Hall氏のそのほかのグローランサの発展についての歴史:
・灰色犬氏族のキャンペーンが回想的にサーターの本に現れているのはグローランサの風景の後ろで何が起こっているか、参考にするにふさわしいものだったからである。
・キャンペーンの一部はサーターの本に出てくるが、ブランデュアンの性格はサーターに出てくるのとまったく違っていた。
グローランサのRuneQuest第三版は1984年から1994年まで出版され、最後のサプリメントが出るまで良い熱気を発していた。
・グレッグはもうすでにルーンクエストよりグローランサに合うシステムを探していた。
・グレッグは1992年にはEpic Systemというシステムを目指していて、同一時期ではないだろうが、King of Sartarを書いていた。
・Epic Systemには後の出版物に見られる多くの特徴を有していた。氏族の質問表や、サーター本で見られる多くの記事。しかしシステムがなかった。
・グレッグのEpic的なゲームスタイルと指向が明らかになると、多くのスピンオフが現れた。
・David Dunham氏は1993年にPendragon Passを作った。(PendragonのルールをアレンジしてGloranthaに用いる)
・Tales Megacorp社(David Hall氏とNick Brooks氏が所属している)とシアトル農場集会(Seattle Farmer Collective)はスピンオフの一部だ。
・この二つのグループが互いに親交を深め、1992年から2002年のConvulsionを運営した。
・1997年から1998年のEnclosure誌を読めば同じような雰囲気を見て取れる。1999年にはDavid Dunham氏のKing of Dragon PassがEpicとKing of Sartarの要素を大いにもって出版された。
・その後、グレッグはEpicが求めているものではないと悟り、1998年にはグローランサをゲームとするライターを募集した。これはRobin Laws氏が選ばれることとなり、2000年にHero Warsが出版された。

以下Jeff Richard氏のシアトル農場集会についての補足:
・主要メンバーはDavid Dunham氏、Neil Robinson氏、Pam Carlson氏、Dana Schack氏、Dave Pearton氏、Jeff Richard氏だった。
・一時的にはRob Heinsoo氏、Jonathan Tweet氏、Robin Laws氏が加わっていた。
・ゲームしていたのはDavid Dunham氏のPendragon Passのルールを使った東部ラリオスのキャンペーンとJeff Richard氏の同じくPendragon Passのルールを使ったTaming of Dragon Passのキャンペーンだった。システムは後にHero WarsやHero Questに変わった。