シェン・セレリス2

375年:(3/19)シェン・セレリス、ダラ・ハッパに侵攻(訳注・詳しくはFortunate Successionを参照すること)
ダラ・ハッパは遊牧民により、15年間劫掠された。あらゆる時間は、クラロレラ人に対して利用できる、力を備えた工芸品や、軍勢となる人数や、神々を収集する為の、貴重な宝捜しの期間(訳注・ここのtroveの意味が不明)として用いられた。「赤の皇帝」の指揮による抵抗運動は、この地域にいくばくかの時間を集中して用いようとした、シェン・セレリスの怒りを招いた。

390年(3/35): 「月が蔭り」、恐るべき彗星が近づく
シェン・セレリスの増大していく力、そして略奪と虐殺の累積効果は、目に見えて「赤の月」から来る光の強度を減衰させた。

恐るべき彗星が、昼夜を通して目に明らかになり、シェン・セレリスの強まる力のもう一つの兆候として捉えられる。

391年(3/36):「赤の皇帝、最初の帰還」
長い空位の後、死から戻ってくる。「赤の皇帝」は続く14年間、シェン・セレリスと戦い、時々大きな戦闘に勝利したが、頻繁にではなかった:しばしば小さな勝利を得ていたが、今や大きな勝利を得るといった具合である。(訳注・ここの訳、意訳に過ぎる?原文自体文章の形をしていない)それにも関わらず、シェン・セレリスは進撃を止められ、ダラ・ハッパ帝国は存続した。

410年(4/1):《第四ウェインの開始》
ウェイン周期の始まりは、ルナーのエネルギーが低下する時期と見なされていた。それ故に、この時期が危機も無しに過ぎ去ったので、「帝国」に大いなる希望をもたらした。

415年(4/6):「赤の皇帝の殺害」
「帝国」の希望は深刻な打撃を受けた。この時、指導者がもう一度殺され、もう一度帰還に失敗し、彼の最終的な帰還、もしくは勝利を証明する機会も失ってしまったのである。

カツクルトゥームKAZKURTUM
カツクルトゥームは「悪の統治時代」である。シェン・セレリスと手先達は過酷な要求と無慈悲な刑罰をもって命令した。カツクルトゥームは「邪悪の神」でもある。それはシェン・セレリスの姿を取って顕現化した。この酷薄な支配は、13年間勢いを保った。

416年(4/7):ケレストゥスKerestusの出現
ケレストゥスはナイサロール、遥かな昔に人々を救う為に現れた神の化身である。ケレストゥスはまさに、シェン・セレリスに、「悪の王者」には全てを支配する事は出来ないという事を証明するために現れたのである。シェン・セレリスが積極的にケレストゥスに抵抗しようとした時には、多くの魔法の術が逆転して発動した。ケレストゥスはうわべでシェン・セレリスを退位させようと脅していたが、そうされる代りに、シェン・セレリスはケレストゥスの証明による知恵を認め、ケレストゥスとその信者にある程度の権限を認めた。ナイサロールの聖所が幾つかの場所で修復され、利用されるようになった。

428年(4/19): 「赤の皇帝、二度目の帰還」
カツクルトゥームは、「赤の皇帝」がもう一度地上に戻ってきた時、終結した。「皇帝」は39年間(449年まで)、たいていの時期は身を隠しながらだが、地上に留まった。しかし隠れた統治が大抵うまくいったのは、シェン・セレリスが、もう一度クラロレラに大いなる襲撃を加える為に出発していたからである。

442年:シェン・セレリス、ゴドゥーニアに挑戦#3
シェン・セレリスは再び、ゴドゥーニアと戦った。彼はもう一度、良く用意を整えていた。しかしダラ・ハッパや他の地域の「援助」を得た御陰で、シェン・セレリスはクラロレラの防衛を中和するか、破壊する事が可能になっていた。

シェン・セレリスは「叙事詩的な決戦」を挑んだが、この戦いは今日のクラロレラでは「一週間の後、全てが寡婦」と呼ばれている一方で、シェン・セレリスには「復讐の偉大なる栄光」と呼ばれた。「大いなる龍」ゴドゥーニアは追い払われ、血液の雨だけを後に残して行った。シェン・セレリスは約束していた通り、自分に逆らう全ての者を殺した。事件の後、力を有する全ての者が、シェン・セレリスの元にやって来て降伏した。余りにも多くの「太守」と、他の朝廷の人々が死んでいたので、時々、貢ぎ物を差し出したり、敬意を捧げにやって来るのは、寺院の管理者や、村の長や、果ては曾祖母であった。

ところで、この時までには、ボシャン省はクラロレラ帝国に再統合されていた。それは、シェン・セレリス信者の支配者達がずっと前にゴドゥーニアに仕える英雄達に殺されていたからである。シェン・セレリスの腹心達は、残ったボシャンの民をシェン・セレリスへの信仰を捨てた裏切り者として考え、過酷に彼等を弾圧した。

444年:シェン・セレリスが「星と化す」
世界におけるシェン・セレリスの勝利、最大の兆候は、彼の星の出現だった。このように天体を家として持つ事は、神(或は神的な段階まで達したもの)に届く成功であるという証拠である。

449年:「月の沈滞Low」
シェン・セレリスを止める事はできない。彼は自分の軍勢を「赤の月」の表面まで率いていった。そしてその地から数多くの偉大な魔力ある宝物を奪った。彼は女神の美しい顔面に傷を抉った。

「赤の皇帝」が母の弱体化は、彼に影響を与えた。「狂人」の群れ(訳注・Mad Sultanate)に遭遇した時、彼はもう一度殺されてしまった。

カツクルトゥーム再び
11年間、再び「邪悪な皇帝」はダラ・ハッパを統治した。月の傷を見たまえ。皇帝は居なかった。数多くの人々が己の意志と魂すら「邪悪な皇帝」に差し出したのだ。

460年(4/51):「シェン・セレリスの最期」
「赤の皇帝」がもう一度、損なわれない「力」と共に、「生命」の世界に戻って来た。自分の忠実な部下と共に、シェン・セレリスと対決する為に用意をし、「カイトールの戦い」を起こした。シェン・セレリスは打ち負かされた:彼の星は墜ちた。

464年(5/1) :《第五ウェインの開始》
《ホン・イール》到来

490年(5/27):「ケレストゥス教団」が解散される
(ゾラーシZolathiの指導者である)ケレストゥスの「達人Adept」が「赤の皇帝」に自分の権利を主張した。全「教団」が解散させられた。

同時に「自覚と利己性における奉仕教団Service of Consciousness and Selfishness」(ドラーシDolathi)が「日の教団Order of Day」の一部として結成される。(訳注・ダラ・ハッパの「啓発」教団については、Fortunate Successionを参照のこと)

587年:《大解放が、クラロレラにまで到達。孤立主義が強められる》