都市と煽動家


「その都市を見てみよ。そして我々のところにあんなものが欲しいかどうか考えてみるがいい」(コリマー王オルトッシの言葉)

Epiktさんの疑問を考えてみるに、ルナーのカルトは大部分都市に集中しています。帝国人口の14パーセントがNovitiate以上のルナー・エリートですが、それ以外にもAdherentの群衆がいます。グローランサの大部分の田舎と異なり、都市には想像するに、良いものだけでなく悪いものも集まります。

いわゆる田舎に馴染めないはみだし者、食べられなくて出てきた田舎者、一発当てるためならなんでもするごろつき、変人、狂信者、暇人、等々。グラマーでは無料で食料を配給することに国家予算が割かれていて、こういう連中の多くは飯をたかるためになんでもするでしょう。

以下はwikipediaデマゴーグの説明です。おそらく元々のギリシアの群集の煽動家を意味していると思います。

http://en.wikipedia.org/wiki/Demagogy

ろくでなしの群集を集めて一席ぶち、怪しげな地位を獲得する輩がいて、こういう連中はいわゆるちゃんとしたルナーのImmortalを信仰するRadianceのDenominationに属していないか、属していても例外的にピラミッド型の階層からはみ出していたりします。帝国がこういう連中を認めている理由ははっきりとわかりません。私の意見は以下の通り:

・ナイサロールの伝統を尊重して(啓発は群集の中で生き延びた)
・利用価値がある(増長した「伝統的なカルトの」貴族を排除する等)、役に立たなくなったら使い捨てできる
・ルナーの哲学上、(秩序立ったカルトと)反対のものを内包するべき
・ルナーはつまり、混沌だから。混沌が好き(オーランシーの意見)

本当に宗教的な信仰に取り付かれている人もいるだろうし、単に地位を求めている野心に満ちた便宜主義者なのかもしれません。白い月の運動はこういう運動の中で過激にも行き過ぎて帝国自体を否定するようになった連中ということだと思います。