ルナー帝国の代表たち
Champions of the Reaching Moonの紹介記事はそういえば読んだことがありません。(Mark Galeotti教授の記事が難解なのも原因かもしれませんが・・・慣れてみると面白い。)
内容としては最初の半分はMasters of Luck and Deathと同じヒーローバンドや団体の紹介です。(帝国なので門閥Associationや盟LeagueやヴィクシリアVexilliaの形式になります)
後半部分は興味深い人物の紹介で、悪党もいれば、帝国の屋台骨のような人たちも紹介されています。以下は内容をざっと挙げて表にしました。
英語目次 | 日本語訳 | 内容 |
How to Use this Book 3 | どうやってこの本を使うか | どうやってこの本を使うか |
The Immanent Action Liberation 4 | 到達の道の自由 | コーティリオン家を初めとした門閥Associationの連合体、この本の団体の多くがこの大組織に所属している |
Hero Bands | ヒーローバンド | |
The Bloodstorm Bandwa 12 | 血の嵐の旗の群れ | ルナーに転向したサーターのヴィクシリア・ヒーローバンド |
The Errandite Apostles 16 | 走り使いの使徒たち | ルナーの光を用いて信号を送る伝令の団体。ルナグラフという装置を用いる(実はエントロピーのエネルギーを使っている) |
The Goddess Index 19 | 女神の目録 | 衒学的な学者の団体。女神の偏在性を確かめるため活動。(たいてい無神経に) |
The Hounds of Penitence 22 | 悔悟の猟犬たち | 恐れられている治安活動団体。D・ザーロンとジャジャガーパを信仰。クワウル・トーランに調伏された「喉噛みの」デュルグが開祖。 |
The Imperial Antiquarian Society 25 | ドブリアン帝国古物収集協会 | 好事家のゆるい集まり。古い骨董品を集めている(「墓荒らし」とダージーンでは呼ばれる) |
The Lorelords of Ershkintu 28 | エルシュキントゥの伝承の公子たち | 探検隊の団体。ロウドリルなど地底の火の神を研究対象としている(エルシュキントゥはペランダの地獄の名称) |
The Lunar Law League 31 | ルナー法律協会 | ルナー法が最上の法律であると信じる法律家の団体。(帝国に大いに保護されている)カルマニア法を非難している |
The Moonbow Brotherhood 34 | 月の弓の連盟 | 「最愛」またの名を「月の弓」という船の船員たち。(ルナー化したダージーン人)実はムーンボートだが秘密になっている |
The Sapphire Ring 37 | サファイアの輪 | 冷酷な実利主義のカルマニア魔道団体。政治的な目的のため、必要悪として生かされている。 |
The Shaven-Necked Sodality 40 | 剃られた首の組合 | ルナー帝国大学の変人の学士ティフィンのケロペからはじまる偏執狂の団体。いつも変な陰謀をたくらんでいる |
The Turzah Hounders 43 | テュルザーの猟犬使いたち | 兵士の団体。クワウル・トーランを信仰。「悔悟の猟犬たち」を実は軽蔑している |
The Varzum Paragons 46 | ヴァルザムの君子たち | カストック人(コサック)の団体。「赤の平原」の入植を支援。カストック人らしく民族を問わない。 |
The Whole Spring Dancers 49 | コルドロス島の満開の春の踊り子たち | ホーン・イールの「赤の大地」の魔女カルト。(彼らの流民に対する悪行については同人誌Unspoken WordのWintertop FairやIn Wintertop's Shadowを参照のこと) |
Heroes and Anti-Heroes | 英雄たちと姦雄たち | |
Aris DarInyer 52 | アリス・ダール=イニエ | ゲーラの叙聖者。ペランダ人の中年の婦人。夫を失い、ゲーラのピラミッドでひどい傷を負ったあと啓発を得た |
Vituperatus Viper 54 | 「毒蛇の」ヴィテュペラトゥス | ドゥルルズの暗殺者。D・ザーロンに洗脳されていてコーティリオン家と帝国のために働いている |
The Hoarse Whisperer 55 | 「しわがれ声で囁く者」 | ターシュ人のゴシップ屋。噂を武器にしてダート戦争で生活している |
Bellok-yan the Finder 56 | 「探し屋」ベロック=ヤン | 考古学者にして冒険家。「到達の道の自由」のために働いているペランダ人。「異邦人」ダアクと「狩人」ケンストラータの信者 |
Sergeant Birrikkal 58 | ビリカール軍曹 | ヴァンチ人の中年の兵士。ばくち好きで強欲だが、子供には優しい。 |
Dyzander of Utheneos 60 | 「ウーセネオスの」ダイザンダー | 大使で軍事顧問。洗練された紳士だが屈強な兵士。フェレショールの叙聖者(ウーセネオスはペランダのいち都市) |
The Lady in Red 62 | 紅衣の貴婦人 | 本名ライジェル・アグラケタ(アグラケタはウェンダリアの聖なる籠)30代の女性。西方領のカルマニア人に抑圧されているペランダ人の独立運動をしている |
Molia Moonflow & Cae Thundermoon 64 | 「月の潮」モリアと「雷鳴の月」カエ | 二人のルナーの女性のコンビ。モリアはダージーン人のセンセーラの叙聖者。カエはターシュ人のダヴェディーゾラの叙聖者 |
Ohenkash Twice-Maned 66 | 「二つたてがみの」オーエンカシュ | 獅子神デュルバダスを信じるルナー司法官。(彼については同人誌Unspoken WordのThe Thieves Armを参照のこと。公正だが無慈悲、高貴な敵役) |
OmKaraxos the Polymath 68 | 「検察官」オム=カラゾス | ルナーの検察官で高名な建築家。イフィギオスの叙聖者。長身のシリーラ育ちのペランダ人 |
Rufelzo Redwheel 70 | 「赤き車輪の」ルフェルゾ | エティーリーズの叙聖者。ファーポイントの実直な商人。反ハーヴァーのトレスダーニ氏族から信頼を得ている。グラマー生まれ。 |
Thrice-Befavored Larresh 72 | 「三度寵愛された」ラーレシュ | セレスティン競技で三回勝った高名な戦車騎手。ゲレンデッソの入信者。ゴルタニアの修練士。コスターディ人。商売で成功をめざす。 |
Turiladevno VenEtyries EelAriash 74 | テュレルアデヴノ・ヴェン=エティーリーズ・イール=アリアッシュ | 短く縮めてテュル=イール。エティーリーズの叙聖者。オローニン君主領のサトラップ、ヴァル=イールの次男。傲慢だが魅力的。 |
Ysgrin the Southerner 76 | 「南方人」イスグリン | ウェネリア交易王の血筋。グレイメインの愛妾と寝て亡命する羽目になった。生きるために「到達の道の自由」の下で働いている。 |