ケタエラ

動物園

洗練の精華と呼ぶか、傲慢と堕落の産物と呼ぶかは別として、グローランサには帝国に運営される動物園が存在していました。第二期には神知者の帝国やユーフに運営される動物園が存在していました。 ツギハギ動物園(Stitched Zoo):マニリア、ドラゴンパス、…

パナクレスとセスタルト

パナクレスPanaxlesとセスタルトSestarto私がこの二人の話を初めて読んだのは同人Tradetalk誌の4号のShannon Appelclineの書いたKingdom of Nightだったと思います。グレッグの考えた設定ではないと思いますが、Esrolia: Land of 1000 Goddessesにも収録され…

ドワーフ族の機械戦争

以下はWeb上の公式サイトの記事Why I Dislike Mostali?の一部の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。機械戦争最大のドワーフの自らの秘密を守ろうとする活動の例は第二期の終わりの、今日聖王国の「左腕」として知られる地域で行なわれた。この諸島…

鉄の戦争3

アラティア渡しの合戦アラティア渡しAlatier Crossは比較的大人数の者がジストル島に渡ることのできる唯一の場所である。アラティア渡しは潮の流れる平地で、潮が引いたときには数マイル続く歩行可能な開けた地面となる。何箇所かはすべりやすく、貝類が棲ん…

鉄の戦争2

ヘンドレイキ族の王、アンドロルフィン王「古の伝統主義者」の王、アンドロルフィンは精神的に「新たなる同盟」の計画に賛同していたが、政治的には直接関わることはできなかった。アンドロルフィンは最初のうちジストル教団と戦おうとする「輪」の懇願の全…

「メルデックの禍」レンヴァルドの辞世の歌

以下はHoHP58ページの詩句の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。我こそは勇士たちと熱狂のもとに強者であったもの我こそは血を見ることなしに戦団を渡ることなかったもの我こそは「オーランスの憤怒」と呼ばれたもの我こそは争いと叫びを敵にもたら…

鉄の戦争1

続いて守り手でなく、攻め手の集団の記述に移ります。King of Sartar(邦訳「グローランサ年代記」)にもこの戦争について記述があり、「オーランスと機械の神」の題名で抜粋がまりおん殿の記事にあります。より客観的な記述はHistory of the Heortling Peop…

刀鳴の都

地誌機械都市(後の名を機械廃墟)の記述はStafford LibraryではMiddle Sea Empire、History of Heortling Peoples(以下HoHPと略します)、Esroliaに分散してありますが、細かい描写やガゼッタはありません。Mongooseの「The Clanking City」には詳しい都の設…

ジストル教団2

コスターン島と周辺地域は「万物界Everything World」(訳注3)の万物が不均等に混ざり合っていて、起源において極めて魔道的であった。また島は結合主義者たちが言うにはグローランサを覆う広大なエネルギーの格子(グリッド)の上に位置していたのである。最…

ジストル教団1

以下はMiddle Sea Empire 46ページから47ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。ジストル教運動ジストル教運動は物質界から生み出された、神知者の創造を行おうとする動きの現れのひとつであった。神知者たちは世界の物質的な顕現に非常…

鉄の戦争Iron War

「鉄の戦争」は第二期の907年から917年に行なわれたケタエラ南部、忘神群島God Forgotのある都市の十年にわたる包囲戦です。都市は当時、神知者帝国を受け入れた無神論者の住民によって危険な魔術の実験が行なわれていました。都の名前はロクシルLocsil、ま…

調停地Adjusted Land

「調停地Adjusted Land」と言う呼び名はあくまでヒョルト人側の呼称で、エスロリア人からは「失われた地Lost Land」と呼ばれます。第二期末、1042年のEWFの大変動に乗じてエスロリア南部のリゴス市とアモネル市が男性の族長たちに抑えられ、族長たちがヘンド…

エスロリア読後雑感

Esrolia読後雑感 ざっと読んでみました。(表紙のもじゃもじゃは蛇の集まりです。大地のシンボルということでしょうが、ちょっと気持ち悪い) 内容を挙げてみると 第三期の地勢、政治、文化、軍事、一般的な意見(What my mother told me) 軍隊の名称は嵐の時…

ヒョルトの国と聖王国2

ヴォルサクシ族とウロックス教団ヴォルサクシの諸部族は決してベリンタールの改革を完全に受け入れることはなかった。ヴォルサクシ族はたいていの場合軍事力で抑圧を受け、よく言って不承不承の臣下に過ぎなかった。1340年、ヴォルサクシ族の王(ラーンステ…

ヒョルトの国と聖王国1

下記はHistory of The Heortling Peoples 86ページから87ページの記事の抄訳です。かつてGlorantha Digestで17C現在のヒョルトランドの情勢について激論が交わされました。この議論に対してグレッグがある程度公式な答えを与えていると私は解釈しています。…

ヘフェロネス哲学

下記はMasters of Luck and Death 66ページのHepherones Philosophyの囲み記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。元素をものごとや思考、運動と関連づけることはしばしば行われる。個々の関連付けの体系は信者に独特と思われているが、知ってい…

非・神知者化神話とファラオ

とりとめのないことというか、コアなファンの間では言わずと知れたことかもしれない陳腐なことをつらつらと。グローランサのDegodlearnization(非・神知者神話化)がKing of Sartarから始まったというのは言いすぎでしょうか。一番の例がエルマル・イェルマ…