流民国

ターシュ流民 Tarsh Exiles

ターシュ流民に関しては、古くはDragon Passボードゲームのユニットとして姿を現しています。また、Tarsh Warのサプリメントで、マランタロス部族およびイリスタロス部族が紹介されました。

詳しい紹介が行われたのは、Unspoken Word誌のWintertop's ShadowおよびWintertop's Fairでした。主要な四部族が列挙され、プレイできるシナリオが用意されました。

[近年の歴史]
ホーン・イールがイラロ王朝の王を誘惑して、アーナールダが「待つ女」であることをコルドロス島のアーナールダ寺院で証明すると、ターシュ王国はルナー派と伝統主義派で分裂しました。

伝統主義派は一時期、勢力を「長柄の斧の」パラシー王の下で盛り返しましたが、属領地総督となったファージェンテスが帝国の援助を受けて1555年、カーンジー農場でパラシー王を殺害、ターシュは再びルナー化します。

17Cのターシュの大部分は、ルナー信仰に転向し、オーランスを棄教しています。しかし、一部のあくまでオーランスを奉ずる民は、「冬の峰」の自然の防壁に頼って、あくまで抵抗を続けています。

しかし、高地での生活は厳しく、農耕は振るいません。生活の糧を牧畜と狩猟でまかなえないことが多く、傭兵として稼ぎ、低地地方を略奪に出かけることで、生き延びているのが英雄戦争開始時点での状態です。

[つづく]