暗黒と再生:デンダーラの帰還

デンダーラは天空の輝く白い惑星であり、62日ごとに昇り、沈む。この惑星はエンテコスの家であり、この惑星からエンテコスはその美点を愛する女たちや男たちに加護を与える精霊を放つのである。

女神は地界にいて、世界に気づかれなかった。女神の生命を燃え立たせる火花は残っていなかった。だからこそ、女神はエレンドレElendre、女神の寺院(注1)に避難していた女性の夢に入り込んだ。エレンドレは素晴らしき女神に歌いかけ、デンダーラは再び天に昇った。全ての者にとって大いなる喜びであり、驚異であった。エレンドレは最初の「再誕した」デンダーラの最初の大女祭となった。そして現代の寺院の全ての起源はエレンドレの遺産に由来する。

エレンドレは「新生の儀式」で踊った時、レンダーシュ(注2)とともにいた。エレンドレは自らの夢の首飾りを捧げた。(注3)あらゆる所の女性がエレンドレを崇めたし、今日も崇拝している。

[暗黒と再生:おわり]

注1:ウラUra、ハーグの都の植民市のひとつ。ハーグ以外の「取り囲まれ、飢えた」都市のひとつ。
注2:Lendarsh、灰色の時代のペランダの文化英雄。騎馬遊牧民と関係がある
注3:She placed upon herself the necklace of here dreams.

Excerpt from Greg Stafford's Entekosiad