クルブレア部族Culbrea TribeとグワンドルのサガGwandor Saga

クルブレア部族とグワンドルのサガ
クルブレア部族についてはPatrik Sandberg氏の非公式設定をある程度公式の設定が踏襲する形をとっているようです。たとえば、"Orlanth is Dead!"の「凍土の戦いBattle of Iceland」に登場するクルブレアの王は「尻尾を巻いた」ラナルフで、Patrik氏の設定が反映されています。設定の全容は同人誌兼コンベンションブックのYe Booke of Tentaclesの2号にまとめて掲載されました。


Patrik's Glorantha Page





クルブレア部族の一氏族、グワンドル氏族出身者をヒーローとした「グワンドルのサガ」はMartin Laurie氏をナレーターとし、ヒーローの一人を演ずるWesley Quadros氏が一つ一つのキャンペーンシナリオを自分のWebサイトにまとめました。ルールはHeroWarsおよびHeroQuestのドラフトを使用し、2001年から2003年までのログが残っています。

Gwandor Campaign

ヒーロー達が単なる氏族の一員として始まって、徐々に地位を高め、サーター反乱の立役者、アーグラスたちのひとりとして立つところは圧巻です。ルナー帝国が四分五裂するなか、ヒーローの一人は「ワームの友邦帝国」の力を甦らせて、「竜の友」アーグラスとなります。

面白いのは、グワンドル氏族はもともと「竜族に敵対する」伝統を持っていることで、Wesley氏の演ずるヒーローは、伝統に従って「竜殺し」アラコリングの化身となり、「嵐を追う」アーグラスを名乗ります

惜しいことにキャンペーンログは、プレイヤーの演ずる二人のアーグラスが敵対をはじめ、独立サーターがシリーラ軍に敗れるところで終わりになっています。(ログがないところを見ると、続きはなかったのかな。)おそらくWeb上のグローランサキャンペーンとしては最大のものです。

下記はまりおん殿の第三話までの抄訳です。

http://www.glorantha.to/~tome/gwandor/gwandor.html