虚無の穴

虚無の穴
グローランサには知られている限り二つの虚無の穴があります。ひとつは「マガスタの渦」で、ここの虚無の穴は天宮の神のひとり、カーガン・トールが持場を捨てて、ワクボスがスパイクに侵入したときにできました。

ここの穴から世界が崩壊しなかったのは、マガスタに率いられる水の神々が穴に飛び込んで、生と死の循環を作ることで、傷をふさいだからだと言われています。(魚人たちはそう信じているようです。(注1))

この時からグローランサでは、水は高いところから低いところへ流れるようになったそうです。

もう一つの虚無の穴は、ラーンステイが「足跡」深く、混沌の神を踏み潰したときにできました(注2)。この時、混沌の神が、ラーンステイの足に噛み付いたので、神の血が流れ出しました。後に混沌の森が生まれた理由です。

現地のヒョルトランド人に「邪悪な川」と呼ばれるサイフォン川は、源流にある「足跡」の虚無の穴を満たすために、「第三期」でも低いところから高いところに流れていきます。この川のみがマガスタの召集を拒否した唯一の水の神です。

注1:昔のTales of the Reaching Moon誌 5号の設定によると、この時生まれた混沌の神をヨーティマムJotimamといい、この神を殺して世界を救ったのはフマクトということになっていたような記憶があります。(まあ、同人設定ですけどね。)
注2:この神はRQ3版のLords of Terrorではクラーシトであると言われています。