崇敬と一神教

まりおん殿の日記、「聖人崇敬」に関しまして。まず、Vampire.S殿のアドバイスに従って、言語の定義の確認です。客観的な意見を求めるには、まず辞書を。

Wikipedia-Veneration(English)

記述を見るかぎり、ほぼこの文章で仮定されている汎的なキリスト教のニュアンスを移植しようとしたと推測できます。グローランサを舞台とするゲームを行う人々が大多数、英国国教会、もしくはプロテスタント圏であることを考えると、これ以外の文化の宗教言語を調べるのは、今の私の調査能力では不要かと。(ムスリムの黒石への礼拝、ゾロアスター教徒のヤザタへの礼拝などについて調べたい気はしますが、止めておきます。)

崇敬という訳語は、おそらくいずれかの日本の教会組織で採用されているのでしょうが、これもとりあえず置いておきます。アトリエサードがそこから採用したのでしょう。

さて、私の本題としましては、玉ネギ一個主義、一神教、Monotheismがあります。これも、可能な限り客観的な意見をば。

Wikipedia-Monotheism(English)


Assman, Jan, Monotheism and Polytheism, in Johnston, Sarah Iles, Ancient Religions, pp. 17, The Belknap Press of Harvard University (2007), ISBN 978-0-674-02548-6の引用によると:

Whereas monotheism is a self-description of religions subsumed under this term, there is no equivalent self-description for polytheist religions: monotheism asserts itself by opposing polytheism, while polytheism does not use the same argumentative device...
・・・提案です。グローランサに関してですが、「一神教」という言葉、使うのやめませんか?Wizardryをそのまま、魔道として魔道社会とか魔道宗教とか・・・だめですね。orz