一神教とマルキオン教

第三期のロスカルム人はイレンサヴァルIrensaval、Hidden Mover(隠されし導く者)を信仰しています。この概念は第一期にフレストル派によって見出され、神知者によって異端として弾圧されましたが、第三期に復活しました。

ロスカルム人はこの存在のほかに、マカンMakan One Mind(唯一なる精神)というデミウルゴスが存在していることを知っていますが、信仰はしません。この存在は第二期の(邪悪な)神知者たち、ならびに南方の(下劣な)セシュネラ人に信仰されていて、神知者たちに強大な物質の力を与えました。

カルマニア人はイドヴァヌスIdovanusを信仰していますが、この神はかつてペランダの高神の一柱でもありました。(グレッグ・スタフォードの考えによると)預言者カルマノスはどうやらこの存在がイレンサヴァルと同じであることに気づいたようです。

カルマニア人には悪の神の概念があり、この神はガネサタルスGanesatarus、またの名をガン・エストローGanEstoroと呼びます。

カルマニア人たちは神知者の弾圧を逃れてロスカルムからペローリアにやってきたため、邪悪な神知者の神を知っており、名前を変えてこの神を悪の神の化身、または手先と呼んでいたようです。