ハルマスト2(断片)

・ハルマストのルーツは、「ラスタラルフのサガ」にあるとおり。セアードのベレネス部族の血を引いています。
「評議会」が分裂してから、彼の一族は常に南へ南へと逃れていきます。
戦争で負け続けだったためです。
それはロカマヤドン「境界の戦い」(戦場はプラックスとドラゴンパスの境界あたり)でヴァーガストに討たれるまで続いたのでしょう。

・宿敵、鉄のヴロクのファランギオについてはHotHPにかなり記述があります。
本家のページでは、「夜と昼の戦い」イェルマリオ=ディセネラスの力を得たことが描写されています。
でも、この人、イェルマリオンという感じがしない・・・。
HotHP P.97-98の年表の話を見ると強すぎるし(笑)。
グバージ戦争中、彼はしばらくの間、ケロフィネラ(ドラゴンパス)とエントリルリア(スロントス・ウェネリア)の代官の地位についています。

・ハルマストはエスロリアにいたころがあります。
このとき、ひどく恐れられましたが、それは彼が「失われた王達」の刺青をしていたからです。
この「失われた王達の刺青」とは、Kodigvariの刺青を意味します。
Kodigvariがなぜエスロリアで恐れられるかは、「剣と兜のサガ」や、Evil King Rastagarを参照してください。

ファランギオの最期については各文献で一致していません。
HotHPの中でも P.97-98の比較的古い年表と、P.35-36の新しい年表とでは矛盾点が見られます。
(ハルマストの探索行の年が異なっていることなど。)

・Troll Godsを確認したところ、ファランギオ(というか"Iron Vrok")はアーカットがトロウルになった直後、「Darnstiggiの谷」で討たれたことになっています。
そしてGlorantha Indexによると、この谷はアガーにあります。
・・・まあ、いいか。歴史の文献ではよくあることですよ。