元素相克

下記はMasters of Luck and Death53ページのThe Elemental Progressionの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。

五種類のエレメント(元素)の関連性について下記のような円の図式にまとめることができる。まとめを説明するならば、ひとつの元素は時計回りの方向の元素に対して優越している。その逆に反時計回りの元素に対して弱くなっている。この優劣の連続性は、神教、呪術、魔道の信徒を問わず、全グローランサで共通している。[例を挙げて言えば、水の元素は火に優越しているが、大気に対して劣位にある]

ある魔術師が連続性で優位にある元素を元素の魔術で攻撃する場合、ボーナスを得る。《元素相克Elemental Progression》のスキルを持っているヒーローはこのボーナスを受けることができる。しかし他のキャラクターもボーナスを受けることは可能であり、(たとえば儀式魔術を行う場合などに)ナレーターが適用できるかについて判断する。このボーナスは適用される魔術能力値の4分の1に相当し、そのキャラクターの《元素相克》能力の10分の1の値を超えることはない。(もしキャラクターが《元素相克》を持っていないなら、ボーナスは2点になる)もちろん、ある魔術師が劣位にある元素に対してエレメント魔術を行使するなら、ペナルティを受ける可能性は常にありうる。




技能の使用例:ロノスは自分の学院を敵対する魔道士が送ってきた海の妖魔から守ろうとする。一匹が青い蛇の姿でずるずる建物を登ってきた。ロノスは自分の《風は水を攪拌するWind Stirs Waters 3W》呪文を攻撃に用いた。そしてナレーターはロノスに《元素相克》を用いることによるボーナスを与えた。彼は+6のボーナスを受けるところだが(訳注:23÷4)、ロノスの《元素相克》の8Wの値により、ボーナスは+3に留まる。(もしロノスが《元素相克》を持っていないなら、+2のボーナスしか貰えない)この結果、ロノスは妖魔に対して6Wの値で対抗できる。