マルキオネラン派Malkioneranism

下記はMiddle Sea Empire42ページの記事の抄訳です。訳の間違いの責任はzebにあります。

マルキオネラン派はその信奉者に「新たなる五つの道Five New Ways」が明らかにした知識を見出すよう奨励した。方法としては「ありえざる風景Impossible Landscape」が描写した場所である可能性がある場所へのヒーロークエストだったのである。哲学上、憎むべき存在である者どもに創造された危険な場所に行くことがなぜ許されるのかは説明の必要があった。説明には、「不変の書」の数箇所を普通とは少々異なる方法(「ジルステラ風」に)で解釈する必要があったのである。

マルキオネラン派は最初のうち、実験的な祈祷や聖歌の歌唱を行う宗派だったが、すぐに多くの新しく、時に奇妙な戒律を持つ宗派におのずから変わっていった。この宗派は社会的な運動になり、[セシュネラ]皇帝にすら影響を与えた。信奉者たちはますます影響力を持つようになり、マルキオネラン派と主流派のマーカン派の敵意は増していった。しかし、どちらの宗派も「決議審問決闘Decision Judgement Duel」に至ることを拒絶し、互いに曖昧なほのめかしで異端であると非難するに留まった。

マルキオネラン派は「不変の書」を「宇宙の魔道書Cosmic Grimoire」たる力の源として用い、悪しきことのために大いなる魔術を投射した。彼らは自分達がそうするようにそそのかした生き物が「欺く者」グバージに他ならないことを知らなかったのである。このことで、神知者の中でももっとも偉大で、もっとも強力な者たちが邪悪なことを行うようにそそのかされた。彼らはマルキオネランMalkioneranを信仰するように導かれた。後に「悪魔Devil」であることが明らかになった存在である。