オーランスとイェルムの技比べ

オーランスとイェルムの技比べ
この神話を私がはじめて目にしたのは「ゆりかご川」でしょうか。King of Dragonpassのゲームにも出てきます。

まだ子供の頃のオーランスがイェルムの宮殿に行って、皇帝に技比べを三回(数え方によっては、四回)挑みます。

技比べの内容は、「舞踏」、「音楽」そして「魔術」です。

どんなことが起こったかはOliver Bernuetz氏のサイトにまだあると思われる、Gloranthan Myth-A-Minutesを見れば分かると思います。たぶん審判が294人いるというのは一年の全ての日の象徴であり、イェルムとオーランスの技比べは四季における安定と変化の争いです。

いかにオーランスはアーナールダと出会ったか

この神話を手本としてオーランス使徒である「風の王」は、イェルムやイェルマリオの使徒や帰依者に出会うと、決まり文句とともに技比べを挑むのが習慣のようです。ただし、この「技比べ」の神話は、実のところ蛮族ベルト地帯にしか知られていないので、ダラ・ハッパ人は「はあ?」ということに必然的になると思われます。その後は、戦いになるはずです。

(この儀式については「ゆりかご川」やStorm Tribe p.14に出てきます。イェルマリオ信者は大抵知っているので、殺し合いにはならないようです。たいてい謎かけで負けたほうが勝ったほうになにか贈り物をして別れます。)

技比べの四つ目は「武器」比べで、オーランスは「死」を抜いてイェルムを斬殺します。この「死」=「フマクト」をどうやってオーランスが手にしたかの神話もまたいろいろあります。